表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/42

不思議ちゃんの冒険5

アリスとジャックは深い森を進んで行きます。


「ねぇジャック」


「うん」


「背中にキモイのがくっついてるんだけど」


アリスが緊張してます。

「え、……ひょっとしてヒルかな」


意外と平気なジャックです。


「なんかナメクジの大きいみたいのが、吸い付いてるんだけど……


アリスの声が震えてます。


「やっぱヒルだ。あ、ムリして引っ張らないで、皮膚が破れるから」


ジャックの冷静な受け答えに、アリスは歩きながら慌てます。


「キモイから引っ張るなんてムリだよ! でも、どうするの? このヒル……」


ジャックの顔が意外にも笑顔になります。この美少年はアホなのでしょうか……。


「ヒルは血吸って腹いっぱいになったら自分で落ちてくから、大丈夫」


ほんとでしょうか。


「ほらアリス、もうそこがジャンさんち。早く行こう」


少し開けた場所にすてきなログハウスが建ってます。


「あれそう?」


「うん。いいでしょ、あの家」


うなずいたアリスが、ついでに気になるジャックの背中を恐る恐る見ると、ヒルがぽとっ、と落ちていきました。


「わぁ、ほんとだ」


「アリス、行くよ」





つづく

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ