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炎の真実  作者: 星香
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8.前世を思い出すには・・・

学校の後、珍しく美香の部活がなかったので一緒に帰ることにした。

「そういえば、この前、前世とかって言ってたけど、何でそんな話になったの?なんかちょっと気になってたんんだぁ~。突然そんな話したから。」

帰り道、美香が突然前世のことを話題にしてきた。

恵理はあれ以来、思い出せずにいたし、調べても何の進展もない状態で行き詰っていた。

美香には何となく言えずにいた恵理であったが、誰かに話を聞いて欲しい気持ちになっていた。

出口のない迷路に迷い込んだような気がしたからだ。

「・・・ねえ、美香。ちょっと公園寄って行かない?」

「うん、いいよ」

自販機で温かいコーヒーを買って二人でベンチに座る。

春になり温かくはなったが、その日は少し肌寒い気温だった。

手にしたコーヒーで、手がじんわりと温かくなる。


「あのね・・・」

意を決して、美香に夢のことを説明する。

「小さなころから夢を見るの。あ、ほら私、火が苦手でしょう?小さな頃から火が怖くて、その頃から時々夢を見るんだけど、いつも炎に巻き込まれる夢で、すごく苦しくて目が覚めるの。

いつも同じ夢なんだけど、最近どんどんリアルになってきて・・・・。夢なのかなって思うようになってすごく怖かったんだ・・・」

一度話を切り、缶コーヒーを握りしめ、一口飲む。

喉が渇いていた。

「でも、いつも同じ夢だったのに、この前の夢ではドレスを着た人が出てきたの。ドレスだけしか見えないから顔はわからないけれど、火をつけたのがその人みたいだった。なんか誰かに向かって『あなたが悪いから』こうしたみたいなことを言っていて・・・。

夢から覚めた時に、本当にあったことだと確信したの。もちろん証明できないし、何でそう思うのかもよくわからないけど、でも本当のことだって思った。

それで、この人がもしかしたら自分の前世なのかもしれないって思ったの。それくらいリアルではっきりとしていたし。」


「そっか。・・・それで前世とかって言ったんだね。」

「うん・・・。まだはっきりとドレスの人が自分の前世だって確信できていないけど、もしそうなら過去の自分が火をつけたってことになるから・・・。自分がそんなことをしたなんて思いたくないけど、もしそうだったとしても真実を知りたいの」

「・・・それはそうだよねぇ。もし自分だったら気になるもんなぁ・・・」

「自分で調べてみたりしたんだけど、それ以上思い出せなくて・・・どうしたらいいのかなーと思ってるんだ。・・・正直他に何をしたら思い出せるのかわかんないの。」

「そうなんだ・・・・・・。う~~~ん、私もどうしたらいいかわかんないけど、調べてみるよ。あ、そーだ、インターネットとかで調べてみるのも手だよね。」

「あ!そーだね。調べてみようかな?」

「うん、そうしなよ。私も調べてみるから。」

「うん」

美香に話を聞いてもらって幾分すっきりとした。


美香と別れたあと、町の図書館へ行ってみることにした。

知也がパソコンをもっているが、勝手に使うと何を調べたのか言わなくてはならないので、図書館のパソコンを利用することにしたのだ。

受付を済ませ、パソコンの使用許可をもらう。

図書館には2台のパソコンが設置されていたが、今は誰も使っていないようだった。

電源を入れ、検索をかけることにした。


『前世』『生まれ変わり』『前世を思い出す』と打つ。

すると『生まれ変わり診断』『前世占い』『前世を思い出す方法』などが出てきた。

『前世を思い出す方法』を選ぶ。

そこには次のように書かれていた。

『前世の記憶を持っている人の特徴

・デジャブを頻繁に見る

・なんとなく惹かれる土地がある

・経験のない記憶

・生まれつきの傷

・恐怖体験が現世まで残っている

・歴史的な出来事と一致する』


(あ!この恐怖体験というところは私のことだわ。あと経験のない記憶も当てはまるな・・・)

さらに読み深めていく。


『前世の記憶を思い出す方法

・瞑想する

・惹かれるものを追及する

・前世の占いをする

・霊能者に相談する

・直観にしたがう』


(・・・・・・・・。いや、なんだこれ?こんなんでわかったら苦労しないんですけど・・・・・

前世の記憶のある人のところはわかるけど、記憶を思い出すところはあまり当てにならないかもなぁ。

この中で一番まともそうなのは、霊能者に相談・・・か。とは言っても高そうだし、ちゃんとした人かどうかわからないもんなぁ~)

恵理はちょっとがっかりする。


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