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Chapter5 村の異変


「・・・誰もいない?」

「ユリアが前に来た時は?」

「ここには来てないよ」



気弱な勇者と強気な魔術師が、とある村に辿り着いた。



「ヘンテコ村?」

「違うよ・・・ヘソテコだよ」

「どっちにしろ変な名前ね」

「うん・・・」



ユリアとルイは、酒場まで来た。

飲みにでは無く情報収集のため。



「・・・いない」

「この村・・・壊しても良いかしら?」

「ダメだよ!!」



余りのイライラにユリアは破壊宣言をした。



「・・・?」

「どうしたの?」

「草食動物の勘が・・・」

「は?」

「危険だって!!」

「弱いからこそ身に着く能力ね」



哀れとしか思えないユリアだった。



「あ、山賊?」

「みたいね」

「ひぇーー!!」

「この村には人は居ねーと思ってたが・・・」



いかにも山賊です、という顔の大男が現れた。



「で・・・この村には人はいないの?」

「あぁ・・・まぁいいや。お前ら金目の物置いてけ」

「(こーわーいーよ!!)」

「イヤよ」

「んだと!?」

「(すみません、すみません、すみません、すみません、すみません)」

「野郎共!!や・・・」

「・・・・めんどくさい『転送』」

「なっ・・・」



山賊達はユリアの言葉で消えてしまった。



「ユリア?」

「別の惑星に消えたんじゃない?」



ルイはユリアの、どうでも良い発言に呆然として、何も話せなかった。



「・・・」

「この先に湖の国があるから」

「うん・・・行こうか」




役に立つわね。

草食動物の勘ってのは・・・

面倒事に関わりたくないし・・・


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