Chapter4 出会い
何が人気だろう?ヘタレ?ビックリしました。有り得ないほど、たくさんの人が見てくれて・・・
「あの・・・屍じゃありません」
「戦闘不能って・・・・弱っ!!」
「うぅ・・・無理矢理母さんが旅に出ろって言ったんだもん・・・仕方が無いじゃんか」
「もしかして・・・勇者?」
「う、うん」
「・・・雑魚」
「!?」
ルイはユリアの一言に大ダメージ受けた。
「はぁ・・・私はユリア。魔術師よ」
「ボクはルイです。一応勇者です」
「同じ年でしょ?」
「はい・・・15です」
「なら敬語は止めてよ」
「は、あ、うん」
ユリアの手を掴んで立ち上がった。
余談だが、ユリアの復活魔法により、ルイが生き返ったのです。
「(163回目に話し掛けてくれた・・・数回は見てただけで何もしてくれなかった)」
泣きながら思った。
コイツは、魔王よりも魔王だと・・・
「・・・」
「どうしたの?ユリアちゃん」
「呼び捨て・・・気のせいね」
「???」
ユリアは空中を睨んでた。
だけど、ルイが話し掛けてきたから睨むのを止めた。
「どこに行くつもり?」
「・・・」
「考えて無かったのね」
「うん・・・」
「しょうがないよね。ずっと村の入口で全滅してたんだから」
「うぅ・・・」
「近くに町があるから、そこに行きましょう」
「で、でも・・・」
また負ける。そんな事を考えてた。
ユリアは、そんなルイを無視して先に進んだ。
ルイは、置いてかれるのが嫌で着いて行った。
「うわ〜敵だ!!」
「下がってなさい!!ホーリーメント!!」
聖なる力で“雑魚”はやられた。
雑魚相手に、最強魔法使ったんですよ!?
ルイは「女の子に守ってもらうなんて・・・」と嘆いていた。
「ほらっ行くわよ!!ルイ」
「あ、うん!!ユリア!!」
名前を呼んでもらったのが、とても嬉しかった。
初めて女の子の名前を呼んだ。
これから、ボクは変わっていきたいな。