1話
処女作です
お願いします
「…んん……ん?…ここは…どこだ?」
あれ?ほんとにどこだここ?
暗い、ね
ジメジメしてるし
さっきまで…学校で寝てたのに…
イヤホンつけて音楽聞きながら
音楽は未だに流れてるなぁ
「!?」
足下に魔法陣!?
これは…まさに…まさしく…
「異世界転移キタコレ!!」
興味本位で触ってみたら突然光だし…たりはしないね
ってかほんとに暗い
魔法陣が微かに光ってるだけだもん
「あ、スマホスマホ」
えーと、ライト…つけて、と
「ここは…?」
洞窟?
え?1人で洞窟ドッキリてきな?
やだよ?そんなの?
…よし、ここは自己紹介でもしとくか
えーと、僕は…あれ?名前思い出せない…
ってかなんで急に自己紹介しようと思ったのか
「記憶なくしちゃった系主人公?」
むむむ…これは…
よし、スマホでゲームでもしようか
「あれ?なんか増えてる」
【アロナリオスでの生き方】
なんだこれ、現実逃避のはずが……
まぁいいや結果オーライ結果オーライ
とりま押してみよう
【あなたは今、ここ、アロナリオスに召喚されました】
あろなりおす?
この世界の名前かな?
【あなたの記憶自体はあるかもしれませんが具体的なこと…例えば自分や家族の名前、などの記憶を消去しておきました】
「はっ?」
なるほど、名前とかは思い出せない…
住んでるところも…日本ってことはわかるんだけど…
【悪いことをしてしまったかも知れませんがホームシックなどになって何も出来なくなると困りますから、こちらが】
まじかよ…超理不尽なんだけど
こっちが困ってるんですが、これは
拒否権はなし、と?
【拒否権はありませんね、はい】
うわ、なんか返答きたし
【なんか、面倒くさくなってきたんでこのスマホ、取り込んじゃってください、そう念じればできますから。そうすれば大体の知識は口頭で答えられますから】
「はっ?」
【はやくはやく】
「えっ?」
【打ち込むのめんどくさーい】
「あ、はい」
えーと、取り込む…取り込む…取り込むって難しいよね
【あー、額にぶっ刺せばおけです】
「あ、親切にありがとうございます」
刺す…額に当てればいいかな…
おおっ?消えた!?
おっ?なんか出てきた、目の前に
なにこれ超近未来なんですけれども
目に写ってる…?
これ、ステータスでしょ
…いや、違うな
総合って書いてあってその後に10って書いてある
総合:10
こんだけかよ
ってかさクッソ邪魔なんだけど、全然前みえない
無駄にスペースとってるよね
『はぁい!こんにちは!私がさっきまで説明していた者です!名前はありません!ご自由につけてください!マスター!』
うるせぇ
よく分からないけど名前をつけようか…ついでに自分のも…ついでじゃないな
まぁいいや
「じゃあ…」
『あ、心の中で言うだけで充分です』
言う、なんだ、心の中で思うだけじゃダメなのか
(あ、はい、これで聞こえますか?)
『うんうん、おっけーです』
(んで、名前ですよね…性別は…女性、ですよね…声的に)
『はい、女です、マスターは男ですよね』
(はい…それで名前…は、リン、でどうですか?)
『リン…いい名前です!』
次は自分の名前…自分で自分に名前をつけるのってなんか変だな
…んー
ゲームで使ってた名前は…思い出せるのか
じゃあ、それで
(僕の名前はレタです)
『はい、わかりました、マスター』
あ、マスターなんだね、レタって呼んでくれないのね
(じゃあ、最初の質問、ここはどこ?)
『アロナリオスの極東の洞くつの中ですね。名前は特にありません。現地の皆さんは極東の洞くつって呼んでます。まんまです』
極東っていってもさ、どうせ球体なんでしょ?
あ、世界の中心の都市てきなのがあるのか
大帝国てきな
(じゃあ、ここから出るには?)
『はい、そこの一本道を進んでいって、突き当たりを右に進んでください、そして、左側に一つの扉が見えてくるんですけど、そこに入って隠し扉を見つけてください、そして…』
(まって、そんなに覚えられない)
『あ、すいません…』
うん、覚えられないよそんなに
そしたら、ってこの画面が邪魔で前とか全然みえないんだよね
あっ、てかさてかさなんか増えてる
レタ:0歳
総合:12
まぁ、邪魔なことに変わりはないけど
(この画面をどっかにやることは?できる?)
『はい、それを手で払うようにすれば視界の端にいきます。戻す時はそこをじっと見つめる感じで集中すれば大丈夫です。』
おお、右上の端っこに行ってちっさくなった
でも、書いてあることはかわらないっていうね
レタ:0歳
総合:12
(この、総合ってのは?)
『あれです、俗に言う戦闘力てきなあれです』
そうか、あれ、か
低いなぁおい
(なんで最初の時よりも増えたの?)
『推測ですが、名前をつけたことによって世界により馴染んだからだと思います』
(なるほど)
わからん
まぁいいや、進もう
えーと、この道を…進んで、突き当たりで右だよね
んで扉があって…なんだっけ、入るんだっけ?
(ここに入るんだっけ?)
『はい、そこの部屋に入って隠し扉をみつけてください。右奥にあると思いますから』
(おけおけ)
あ、つい、おけおけ、とか使っちゃったけど…
まぁいっか、マスターって呼んでくれてるし
敬語は疲れるしね
…あぁ、これか、とって見たいにへこんでる所を掴んで…
「よいしょ」
おお、意外と軽いね
『祭壇の裏に出るはずです』
(祭壇のところからは一本道?)
『はい』
(ありがとう)
よいしょ、降りて…?
これは…あぁ、下で繋がってるパターンね
それで、上がって…
あ、祭壇だ、神々しいな
そんでー、あ、光だ!
太陽だ!
眩しい!
そして1面に広がる森!
まぁ、そうだよね…
こっからだよね…
(ここから一番近い都市ってどこ?もしくは村)
『ここから1番近いところは…西南西に18キロです。そこに村があります』
えっ、18キロ…?うそだろおい
『だいぶ近いですよね、良かったですね』
はっ?近い?18キロ歩くの?泣きたい
…1時間後…
疲れた…死にた…くはない
ってか暇…暇すぎて死ねる
(暇だね)
『ですね、音楽でも流しますか?』
(まじで!?できるの!?)
『はいもとがスマホですからね』
いぇーい、やったね
でも、ネット繋がってないよね…きっと…
まぁ、ダウンロードしてある音楽があるからいっか
全部ボカロですがね
お、これは…脱〇ロック
あ、そだ、魔法って使えないの?
(魔法って使えないの?)
『使えると思いますよ?頑張れば』
頑張ればぁ…
『私のアシストがあればすぐに出来ますよ!』
ん?アシストなんかできんの?
(じゃあ、やってみようー!)
いいねー、音楽聞きながら魔法を使えるとかまじ神様か
(んで…どうするの?)
『私が魔力を調節しますから、何かが手に集まってくるのを感じてください』
(おけ)
お?お?お?
なんかが手のひらに集まってくる
(お?なんかきたよ?)
『それが魔力です』
なるほど……あっ?
右上の表示が増えた
レタ:0歳
総合:12
魔力:200
200とか多すぎ
これはチートの予感!
『それを投げて見てください』
(うん)
そぉい
あ、なんか飛んでった…ヒョロヒョロ、と
木にあたって…木を少しゆらして消えた…
意外と弱い…
まぁ、石を投げるよりは強い…かな?
そして、魔力のところが199になった
『今の魔力をそのまま投げただけなので弱いですね』
そうだね
『ここから、魔力にある命令をくだすのです。例えば…魔力に火の命令を与えると…?』
うお、手のひらに魔力集まって、火になった
『今のは私がアシストしましたが命令を与えるのはマスターがやった方が良いですよね、意思疎通が完璧でしたら良いんですけど…』
だよね、思ってたよ、僕がやんなきゃ意味無いよねその部分は、自分で投げるのに自分がやるのが分かってなきゃ意味無いもんね
つーか、この火も投げるのかな?
(この火はどうするの?)
『はい、今回は私が打ち出します。これも命令を与えるだけです』
うわ、ビュンって空に向かって行ったよ
こわ
『では歩きながらでいいので命令を与えてみてください。魔力の調整はやります』
(おけ)
魔力の調整ってなんだろね、まぁいいや
よし、命令を与える…
魔力が手のひらに集まってきて…
いや待って、調整ってのは集めたりすることか
これも自分でできた方がいいよね
(調整ってのはどうやるの?)
『難しいですよ?魔法の基本ですが…ここでつまずく人が多いいんです。これには才能も関係してきますから…』
(やってみるだけなら良いでしょ)
『…では体にある魔力を感じてください。最初は感じやすくしますので』
おっ?おっ?おっ?
なんかあるねぇ
体をグルグル回ってるものが
これかぁ
(これかな?)
『感じれましたか?では、それを動かして手のひらに集めるようにしてください』
うーむ、難しい…
洗濯機の中の水を両手ですくい上げる感じだね
少しはとれるけど…
だいたい零れちゃう
そんな感じ
(まずはこれの練習をやるよ)
『はい、わかりました』
おっと、集中してたら、つまづきそうになった
『気をつけてくださいね?』
(分かってるって)
…
あ、できてきた
なんか、練習すればするほど上手くすくい上げれるようになってきた
1時間くらいかかったわ
これを…手に持ってく…そして…そこに命令をくだす
「炎よ」
ボウッ
(ついた!)
『おめでとうございます!』
これに射出の命令を与える…
ビュンッ!
うわぉ、飛んでった
んで木に火がつく
…
「水よ」
いっぱい出ろ
ドバァァァ
危ないね
森での火の魔法はダメですね、空に打ち上げればよかったのか
リンのしたように
水はなんか、出しやすかったな
『あ、忘れてましたが、人にはそれぞれ適正がありまして…魔法の』
(適正?うまく使えるのと使えないのがあるの?)
『はい、マスターの場合は火の適性はそこまでありませんね。水は比較的高め…と、いった感じですね』
なるほどね、
(他にはどんな属性が?)
『あとは…風や土、闇や光、というのがポピュラーですね。稀に闇や光の上位互換の暗黒や聖、などもあります。そして、その人に攻撃の適性、回復の適性、防御の適性なんてのもあります』
(なるほど…僕は攻撃の適性はある?)
『はい、かなり高いですね、攻撃は』
回復…できたら楽だよね
いま、足がすごい痛いから休憩してるんだけどさ
回復の命令を出してみようか
痛んでる筋肉を治す感じで?
「回復」
言うのはなんとなくだ
おっ?なんか、楽になってきた
『マスターは回復の適性もあるんですね』
やったね
じゃあ、回復魔法を使いながら歩こうか
あ、あとは、属性、ね
「風よ」
ヒュン!
あれ?射出の命令を出してないのに飛んでった
風だからかな?
しかも、木を切ってるし
『風の適性は素晴らしいですね』
次は、土
土って…どうなんだろうね
「土よ」
土の塊が出てきた
射出
どんっ
木にあたって崩れた
『土の適性は火と同じく低めですね』
はい、次〜
えと、闇、か
厨二病心がうずくね
「闇よ」
お?
辺りが暗くなった?
そんだけかーい
『闇は普通ですね、低くもなく高くもなく』
あ、はい
次は…光
「光よ」
お、明るくなった
これに命令をだしたらどうなんだろね
えーと…球になれ
なったね
爆発しろ
ドンッ!!
うわ、目が目がぁぁ
なんとなく分かってたけど…
闇はどうかな?
「闇よ球になれ」
あの木に向かって闇の魔力を放出、闇で染めろ
やば、厨二病が発動した
…うお、木が黒くなった
『マスター…闇の適性はだいぶ高めなんですね。光は普通…かどうかも怪しいですが、今のところは普通ですね』
まじか、んでこの木はどうしようか
つーか、これ想像力じゃん
想像で創造するってか?
…すいませんでした
じゃあ、重力とかもできる?
「…そぉい!」
なんて言うのかわかんなかったです、はい
うわ、木がペチャンコになった、こわすぎ
『…それは…?』
リンがだんだん使えなくなってきたな
からの〜
瞬間移動!
「…そぉい!」
もう、言うのが面倒くさくなった
ばっ!
あっぶな、急に目の前が暗くなったと思ったら…
ここは…最初の洞くつ!
あれ?僕の3時間返して…なきたい
ちゃんとどこに行くか思っておけばよかった…
まぁ、森の風景と洞くつしかまだ知らないんですが
『マスター…』
(何も言わなくていいよ…)
あの、ペチャンコの木のところを思い浮かべて…
「そぉい!」
そぉい!がこの魔法の呪文だから(疲れた)
あ、戻ってきた…
だいぶ疲れてきたな
魔法の使いすぎか
魔力のところがもう45になってる
しかも、少し、辺りが暗くなってきてる
今は何時だ?
(今何時?)
『18:20です』
(この世界の1日は?)
『24時間です、その辺は地球とほとんど同じです』
まじか…
お腹もすいてきたな…
ここらに拠点(仮)を作るか
えーと、土魔法か
地面に手をつけて
「そぉい!」
詠唱とかもういらね
おぉ、家ができる…土の
魔力もぐんぐん吸い取られる
やば、20きった
あ、できた、残り魔力は18
ベットとかも作ったからね…土だけど…
草とか刈ってくるか
…
草と土のベットで就寝
おやすみなさい…
背中痛くなるパターン…すやぁ…
最後までご覧いただきありがとうございます
投稿ペースはランダムなんで、期待しないでください