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6.その頃の被災地は…
この何人かの話を聞いた後、僕は、ニュースの中で簡単に言われる言葉にも注目できるようになった。
怖い話かもしれないけど、「被災者○万人」にだって、一人ひとりの気持ちがあるんだ。
その1人かもしれない人から、話を聞けた。
山形の実家にいるときに地震があったらしいその友だちは、たくさん支援物資が来たと話してくれた。
でも、ライフラインも麻痺して、ガスがなかった当時、火をつけられなかったから寒かったんだそうだ。
そんな中で届いたものはカップ麺ばかり。
温かいものを食べて欲しいとの願いと受け取っていたけれど、水も火も貴重な中での料理は難しかったらしい。
でも、やはり気持ちは嬉しいと言っていた。
だから、物資も、空回りしないためには、現状を冷静に考えて、使えるものを渡せたらいいと思った。




