大乘蓮華寶達問答報應沙門經第十九 ~沸尿地獄
宝達は沸尿地獄へ入った。
その広さは約420km。鉄の城壁で囲まれ鉄の網で覆われている。大量の尿が東西に流れ、南北に流れてる。
尿の中に炎が立ち、また雨のごとく降ってくる。その熱で沸き立つ尿の臭いことといったら、これ以上穢くて臭いものは考えられないほどだ。
北の門に600人の沙門がいて、ちょうどここに入ってきた。
その臭さに涙や鼻水が止まらず、それもすぐに火となって燃え上がり、休むことが無い。大きいほうも溜まった池があり、彼らは乾きのあまり池の尿を飲む。そして厚さを逃れようと、糞尿の中に飛び込んでいく。口からも眼からも鼻からも、火を噴きながら。
こんな状態で、千回、死に変わり生まれ変わり、万回、死に変わり生まれ変わる。
宝達は馬頭羅刹に問う。
「この沙門たち、なんでこんな目に遭ってるんスか?」
羅刹は答えて
「この坊づどもは前世で、出家し戒律を受けておきながら不浄たった。酒や肉を貪り、調味料も必要以上に味わいまくったんだ。それでこの地獄へ落ちたのさ」
宝達はこれを聞き、悲しみに泣きながら立ち去った。
こまった、筆者もわりと濃い味が好きな人です……でもスカトロ趣味は無いので、熱い尿なんか飲みたくありません。
あ、沙門じゃないからここには行かないで済むか?
-つづく-




