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その先、澪花初対面後




朱里「澪花ちゃん……大きくなったね」


しみじみ。


澪花は少し照れたように目を逸らす。


七瀬「ちょっと待ってください」


悠「なんだ」


七瀬「その空気、完全に叔母ポジですよね?」


朱里「え?」


七瀬「でも澪花ちゃんって――」


澪花、静かに口を開く。


「朱里ちゃんと同い年だよ」


朱里「……そう、でした」


遥花「楽屋裏は時空歪んでるからね」


七瀬「歪みすぎでは!?」


澪花、朱里を見る。


「さっき泣きそうだったよね」


朱里「えっ」


悠「なってた」


朱里「悠さん!?」


七瀬「え、なに、何があったんですか!?」


澪花「“あかり”って呼ばれて、胸きゅってなってた」


朱里「……っ」


図星。


悠、無言。


湊、静かに笑う。


七瀬「ちょっと待って、なんで澪花ちゃんそんな客観視できるんですか」


澪花「全部見てるから」


空気が変わる。


七瀬「全部ってなに!?」


鷲尾「やめとけ」


朱里、少しだけ不安そうに澪花を見る。


「……未来も、ですか?」


澪花、微笑む。


「うん」


悠「……」


七瀬「え、え、じゃあ私の未来も!?」


澪花「知ってる」


七瀬「言って!」


澪花「言わない」


七瀬「なんで!?」


澪花「言ったら面白くないから」


作者、目逸らし。


湊「賢いですね」


遥花「誰に似たのかな」


悠「……」


澪花、もう一度朱里を見る。


「朱里ちゃん」


その呼び方に、朱里の肩が少し揺れる。


「大丈夫だよ」


柔らかく。


でもそれ以上は言わない。


朱里「……」


悠、横目で澪花を見る。


「何を知ってる」


澪花「全部」


悠「……」


澪花、にこっと笑う。


「でも言わない。だってそれ、朱里ちゃんと悠くんが自分で辿り着くものだから」


静かになる。


七瀬「ちょっと怖い!」


鷲尾「未来ポジ強すぎだろ」


湊「言わないのが正解ですね」


遥花「うん」


朱里、小さく息を吐く。


「なんだか……不思議ですね」


澪花「楽屋裏だからね」


七瀬「便利ワード!」


朱里、思わず笑う。


悠も、ほんの少しだけ口元が緩む。


澪花は全部知っている。


でも、言わない。


それが楽屋裏。




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