祝
――楽屋裏・紙吹雪※七瀬が勝手に持参
七瀬
「結婚おめでと〜〜〜!!!」
ぱんっ(クラッカー)
朱里
「わっ……!」
悠
「うるせえ」
鷲尾
「静かに祝えよ」
作者、ホワイトボードに大きく書く。
《祝・入籍》
七瀬、にやにや。
「“体育館の後ろの方で、静かに立つ”」
遥花
「あー……」
七瀬
「後方彼氏ヅラですか???」
悠
「は?」
湊
「確かに、堂々と立ってましたね」
悠
「迎えに行っただけだろ」
鷲尾
「“もう俺の中では始まってる”はヅラ強め」
悠
「うるせえ」
朱里、耳まで赤い。
「……かっこよかったです」
七瀬
「はいごちそうさまでーす!」
作者、突然真顔。
「“篠原 朱里”も良かったけどさ」
全員
「?」
作者
「“神谷 朱里”めちゃくちゃ良くない?」
悠
「自画自賛か?」
作者(目を逸らす)
湊
「まさか……」
作者
「ええ……朱里は連載前から決まってたし、神谷は完全に悠との字面で決めた」
鷲尾
「でた、無意識型」
七瀬
「絶対後から“あ、これ合う”ってなったやつですよね?」
作者
「……気づいたら並べてた」
悠
「怖」
朱里、そっと呟く。
「……神谷 朱里」
少し照れて笑う。
「好き、です」
悠、一瞬固まる。
七瀬
「今の顔見ました????」
湊
「これは保存ですね」
作者
「字面が強いんだよ……神谷朱里……」
鷲尾
「完全に作家目線」
遥花
「でも似合ってるよ、ほんとに」
朱里、小さく頷く。
「名前が変わったって、まだ少し不思議ですけど」
悠
「そのうち慣れる」
七瀬
「いやーでもさぁ、告白と同じ時間帯に入籍はずるいですよ!」
作者
「計算ではありません」
全員
「ほんとか?」
作者
「無意識型なんだってば!」
湊
「一番怖いやつやん」
七瀬
「次は“神谷家の朝”ですね?」
悠
「まだ落ち着かせろ」
朱里
「でも……」
少しだけ笑う。
「神谷家、素敵です」
悠、視線逸らす。
七瀬
「照れてる照れてる!」
作者、満足げにホワイトボードを見つめる。
《神谷 朱里》
作者
「……うん、強い」
鷲尾
「また自画自賛してる」
楽屋裏、拍手と冷やかしと、本気の祝福。
そして七瀬が最後に大声。
「次は鷲七ですね!!」
鷲尾
「お前は黙れ」




