奇跡の子
作者、遠い目
「前回の続きなんだけどさ」
悠「伏線回収自慢?」
作者
「違う違う、澪花の誕生日の話」
七瀬「また怖い話ですか?」
作者
「最初から“記念日”にするつもりだったわけじゃないの」
湊「……」
作者
「湊遥なら“結婚しました!すぐ妊娠しました!”なんてしないよなって思って」
湊「まあ、しないですね」
遥花「責任ある立場なんだから、そんな計画性ないことしないよね」
作者、うなずきすぎて首もげそう
「でしょ!?だから新入社員入る4月までには体制整えるよなって」
悠「ちゃんと社会人やってる前提」
作者
「でもさ、早くても1ヶ月くらいは妊娠発覚しないじゃん?」
七瀬「急に生物の授業」
作者
「だから解禁するなら2月くらいかなって」
朱里「2月……」
作者
「1回妊娠疑惑やってるから、今回はつわりしっかりめにして」
鷲尾「対比な」
作者
「でもまだ“1ヶ月しか経ってない”って否定材料も作って」
遥花「めちゃくちゃ慎重」
作者
「そしたら予定日が12月になって」
悠「……」
作者
「湊って過保護じゃん?」
湊「否定はしません」
作者
「予定日過ぎたら絶対うるさくなるよなって」
七瀬「なりますね」
鷲尾「なるな」
作者「調べてみたら予定日から前後二週間は正常らしくて…あれ、記念日いけるなって…」
朱里「え」
沈黙。
遥花
「ちょっと待って」
悠
「つまり偶然じゃないのか?」
作者
「いや偶然からの気づき!」
七瀬
「一番怖いやつ!」
鷲尾
「無意識回収型作者」
湊
「……俺、日付変わったとき何も言ってませんよね」
作者
「言わせなかった」
湊
「……」
遥花
「待ってたのかな、って言ったの私だよ?」
作者
「そこは自然発生」
悠
「お前ほんとに操縦してない?」
作者
「してない!君らが勝手に動いた!」
朱里
「でも……最初から決めてなくて、そこに辿り着いたなら」
七瀬
「運命型」
鷲尾
「収束型」
湊
「……桜宮、やっぱり舞台ですね」
作者
「もう怖いのよ。点と点が勝手に線になるの」
悠
「だから言ったろ。俺ら生きてるって」
作者
「やめろォ!!」
遥花「でもさ
ちゃんと意味があったなら、それでいいんじゃない?」
静まる楽屋裏。
作者
「……澪花、やっぱり奇跡の子だわ」
湊「そうですよ」
七瀬「また泣いちゃう」




