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説明不足問題




個室。


なぜか微妙に緊張感。


佐藤がぽつり。


「……これから俺、出番あるんすかね」


全員見る。


「もう大学卒業だし……」


悠、ビール飲みながら。


「知らん」


湊「未練枠だから」


「枠で片付けないで?」


その横で七瀬がテーブル叩く。


「名前あるだけいいじゃないですか!」


全員止まる。


七瀬、立ち上がる。


「私たち、名前決まったの145話ですよ!?」


マネージャーにこやか。


「遅咲きでございますね」


「まだ作中にちゃんと出てないんです!」


鷲尾が頭かく。


「……澪花と律だけじゃなく、鷲七も“誰状態”じゃね?って作者焦ってたぞ」


七瀬「言うな!」


七瀬、深呼吸。


「改めまして!」


ぴしっと指さす。


「後輩ちゃんこと、七瀬です!」


「下の名前はまだありません!」


「橘さんに怠絡みしてた後輩です!」


湊「自己紹介の仕方が最悪」


悠「怠絡みって自覚あったのか」


七瀬「ありましたよ!」


鷲尾がぼそっと。


「お前それ自分で言う?」


七瀬「鷲尾さんは誰かわからないままでいいんですか?」


鷲尾、沈黙。


全員視線。


マネージャー、にこやか。


「どうぞ」


鷲尾、渋々。


「……“年上ってだるくね?”って絡みに行った先輩です」


七瀬「雑!」


湊「確かにだるい」


鷲尾「お前は黙れ」


柊が笑い堪える。


「いやでも、ようやく名前出たな」


七瀬、腕組み。


「鷲尾と七瀬。覚えてください」


佐藤が手を挙げる。


「俺も覚えてください」


悠「無理だろうな」


澪花が小さく。


「ちゃんと順番ありますよ」


律が頷く。


「焦らなくても、出番は来ます」


七瀬「ほんとですか!?」


悠、にやり。


「人気次第」


七瀬「うわ最低」


マネージャーが締める。


「皆様、徐々に登場いたしますので」


「今後ともご期待くださいませ」


笑顔。


圧。


グラスが鳴る。


楽屋裏、今日も平和。




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