王者の貫禄
※ベッド移行翌朝の楽屋裏です
顔が静かに整っている湊。
満足というより、落ち着ききった顔。
七瀬「……うわ」
鷲尾「その“全部うまくいった”みたいな顔やめろ」
湊「普通ですけど」
少し遅れて遥花。
いつも通り。
でも、ほんの少しだけ気だるい。
朱里「遥花さん、眠れましたか…?」
遥花「うん」
一拍置いて。
「夜中に起こされたけど」
全員、湊を見る。
湊「……」
悠「おい」
七瀬「え、再試合?」
湊「……目、覚めただけです」
悠「覚めた勢いで?」
静かに刺す。
湊、わずかに視線を逸らす。
「……寝顔が無防備すぎるんです」
七瀬「理由が重い」
鷲尾「抑えろや」
ソファ(淡々)
「私は寛ぐ場所。争いは望まない」
クッション(ゆるふわ)
「でもふかふかは大事だよぉ〜?」
ベッド(王者)
「夜の主導権は常にこちらだ」
悠「なんの三国志だ」
遥花、湊を見る。
「ほんと、あのあと急に真面目な顔してたよね」
湊「我慢してた分、ちゃんと大事にしよ思ただけです」
一瞬、関西が混ざる。
七瀬「出た」
朱里「感情出ると混ざるんですね…」
鷲尾「わかりやす」
遥花、ふっと笑う。
「でも優しかったよ」
湊、止まる。
七瀬「うわ」
悠「完全勝利じゃん」
ソファ
「ベッドは広い。しかし私は昼の王だ」
クッション
「わたしは常にどっちの味方もしないよぉ」
ベッド
「静粛に」
湊、咳払い。
「……今日は普通に仕事です」
遥花「そうだね」
でも、二人の空気は柔らかい。
静かに繋がっている感じ。
七瀬「昨日より距離近くない?」
鷲尾「無意識やな」
作者(小声)
「夜中にも盛った結果、朝は穏やか」
湊「言わんでください」
ソファ
「私は昼に備えている」
クッション
「また使ってねぇ〜?」
ベッド
「いつでも受け入れよう」
遥花、軽く伸びをする。
「今日は平和でいこ」
湊「はい」
その素直さに、全員ちょっと笑う。




