覚醒
(舞台袖ざわざわ)
ソファ
「私の主張は以上です」
作者
「いや落ち着け」
ギィ……
低く、重たい音。
ベッド
「……呼んだか」
全員
「出た」
湊
「きた」
作者
「ラスボス」
ベッド
「私の名を軽々しく出すな」
七瀬
「圧がすごい」
鷲尾
「重厚感」
ベッド
「覚悟はあるのか」
湊
「ある」
ベッド
「情緒も理性も全て受け止める」
悠
「頼もしいな」
ベッド
「だが」
きし、と鳴る。
「中途半端は許さん」
作者
「急にプロ意識」
ベッド
「ソファの上でうだうだするくらいなら来るな」
ソファ
「同意です」
全員
「家具が団結した」
そこへ――
ぽふっ。
クッション
「ちょっと待ってぇ〜?」
七瀬
「軽い」
クッション
「私を忘れてない?」
作者
「忘れてた」
クッション
「ずっと!間に挟まれて!耐えてるの!」
湊
「……」
クッション
「肘置きじゃないの!」
ソファ
「あなたは補助です」
クッション
「雑!!」
ベッド
「君は前座だ」
クッション
「ベッド様に言われたくない!」
七瀬
「家具ヒエラルキー」
鷲尾
「完全に三すくみ」
作者
「待って待って」
ホワイトボードに書く。
【内側:ソファ限界】
【ベッド:覚悟必要】
【クッション:被害者】
悠
「被害者」
湊
「次は?」
ベッド
「来るなら、逃げるな」
湊
「……」
遥花
「……」
作者
「空気重」
クッション
「私はもう潰れたくないからね!」
ソファ
「私も」
ベッド
「私が受け止める」
沈黙。
七瀬
「ベッドが主人公では?」
鷲尾
「一番頼れる」
作者
「家具に主役奪われるな」
悠
「温度差コントラストどこいった」
作者
「家具で情緒崩壊」
湊
「結論」
全員見る。
湊
「早く更新して」
作者
「圧やめろ!!」
ベッド
「待っている」
クッション
「もう挟まれないからね!」
ソファ
「安らぎを」
作者
「なんで家具に急かされなきゃいけないの!!」
七瀬
「これ絶対読者好き」
鷲尾
「境界線、家具まで生きてる」
悠
「自由すぎる」
作者
「全部フィーリングだよ!!」
――家具、覚醒。




