方言迷子
作者
「私ごりごりのCity girlだから方言わからん!!!!」
全員
「自分で言うな」
作者
「だってさ!?!?!」
ホワイトボードに
関西弁
博多弁
標準語
と書いてある。
作者
「湊の関西弁が薄れ迷子問題!!」
湊
「別に迷ってませんけど」
作者
「急にコテコテ出したら違和感あるし!!」
「出さなすぎると“あれ?関西設定どこいった?”なるし!!」
悠
「感情トリガー設定に変えたもんな」
作者
「そうだよ!!難しいんだよ!!」
七瀬
「方言って匙加減ですよね」
鷲尾
「お前も関西寄りだろ」
七瀬
「私は標準語寄りですぅ」
湊
「俺は自然体でええやろ」
作者
「自然体ってなんだよ!!」
「“〜やろ”は出す?出さない?!」
湊
「……状況による」
作者
「それが一番困る!!!」
全員
「作者が」
作者
「次!!!」
ホワイトボードばん。
作者
「朱里の博多弁難しすぎ問題!!!!」
朱里
「……」
作者
「“〜けん”は使いすぎ?」
「“〜と?”は自然?」
「“そげん”どの頻度?!」
朱里
「……うち、そんなに難しか?」
悠
「難しいらしいぞ」
作者
「可愛いのと読みにくいの紙一重なの!!」
七瀬
「わかります」
鷲尾
「お前はどの立場だ」
作者
「しかも朱里、感情上がると博多弁濃くなるじゃん!!」
「それ書いてるとき私Google先生と親友なんだけど!!」
湊
「City girlやから?」
作者
「うるさい!!!」
マネージャー(にこ)
「方言は“記号”ではなく“体温”です」
全員
「急に正論」
マネージャー
「常時強く出す必要はありません」
「感情の揺れに合わせて滲ませれば良いのです」
作者
「それ湊にも言って!!」
湊
「俺はちゃんと滲ませてる」
悠
「ブチギレると戻る」
七瀬
「それはそれで色気ありますけどね」
作者
「色気とか言うな!!!」
朱里
「うちは、どうしたらよかと?」
作者
「……」
全員
「今の良かった」
作者
「今のは良かった」
朱里
「なんそれ」
悠
「それだよそれ」
作者
「やっぱ頻度だな」
「常時ゴリゴリじゃなくて、心が動いた瞬間に出す」
湊
「結局感情トリガーやん」
七瀬
「温度差コントラスト!!!!」
鷲尾
「言いたいだけ」
作者
「もういい!!」
「方言は“滲ませる”でいく!!」
湊
「最初からそれでええやん」
作者
「でも迷う!!」
全員
「迷うな」
作者
「City girlつらい」
悠
「知らん」
朱里
「うちも知らん」
七瀬
「私も知らないです」
鷲尾
「俺も」
マネージャー
「私は存じ上げません」
作者
「冷た!!!!」
――方言は今日も滲む。




