理性対策回
ホワイトボードにでかく書かれている。
「理性を保つ方法」
悠、腕組み。
「……あれは無理」
湊、静かに頷く。
「無理だな」
七瀬
「何の話ですか?」
佐藤
「お前知らなくていいやつ」
朱里、真っ赤。
遥花、湊を見ない。
マネージャー
「記念日・方言・“いっちゃだめ”事案でございます」
七瀬
「ワード強」
悠、低く。
「理性ってあんな簡単に飛ぶと思ってなかった」
湊
「守る気はあるんです」
「あるんですけど」
鷲尾、ソファにふんぞり返る。
「お前らまだまだだな」
悠
「は?」
湊
「なんですかそれ」
鷲尾
「理性ってのはな」
「崩れかけても崩れきらねえのが美学だろ」
七瀬
「かっこつけた」
悠
「作者なめないほうがいい」
湊
「そうですよ鷲尾さん」
「作者、追い込み方えぐいですから」
鷲尾
「どうだろうな」
余裕の笑み。
「相手が相手だからなぁ」
七瀬
「呼びました??」
全員
「出た」
七瀬、鷲尾の横に座る。
「私ですよね?」
鷲尾
「別に、名前出してねえ」
七瀬
「でも匂わせましたよね?」
佐藤
「始まった」
悠、ぼそっと。
「こいつも理性飛ぶタイプだろ」
湊
「からかい続けて逆転されるタイプですね」
鷲尾
「お前ら想像で語るな」
七瀬
「保てるって言いましたよね?」
距離が近い。
鷲尾、少しだけ視線逸らす。
悠、即座に指摘。
「逸らした」
湊
「もう危ない」
七瀬
「どうですか?」
「理性、保てます?」
鷲尾
「……うるせえ」
七瀬
「ほら〜」
マネージャー、にこやか。
「結論でございます」
「理性は作品ごとに難易度が違います」
悠
「その先は高難度」
湊
「内側は長期戦」
鷲尾
「その横は駆け引き」
七瀬
「つまり?」
マネージャー
「作者様が一番無理でございます」
全員
「確かに」
暗転。




