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かわいく“ない”九州弁  作者: アマノヤワラ
1/1

第1話 「ひゃあ」

斑目一角の斬撃ボイス。

()()()()


「ハエ(蝿)」という意味の名詞である。



だいたいの方言というものは『短縮』、もしくは口語としての『言いやすさ』によって成り立っていると思う。

その点、『ハエ→ひゃあ』の変化は、短縮でもないし、言いやすくもない。


謎変化である。


九州弁には、このような『謎変化』が多数存在する。


そして、ハエを見て“ひゃあ!”と呼ぶのは、なんとなくオビえているようで『かわいくない』。




──でも、九州のおじいちゃんやおばあちゃんは、ハエを見たら『素手で()()』。


これは頼もしい。


普段の行動からは想像もつかないような素早さで、飛んでいるハエを一瞬にして左右の掌で包み込み「バチーン!」とやる。まさか素手ではくるまい…と油断しているハエからしたら、まさしく突然の悪夢のような出来事であろう。


もしかすると、「ひゃあ!」はおじいちゃんやおばあちゃんからバチーンとやられた『ハエ自身の心の叫び』なのかもしれない。









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