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お礼をお届けします

作者: 清水漱平

いいアイデアは思い浮かばなかったけれど、今日の実行この一歩が役立つように願ってる。


かならずお礼をお届けします









このまるで科学的根拠の無い意志を武器にするとでも主張して


努力努力努力に精進ときどせき無謀な無茶で邁進していくぞと


みなぎる


でもそのたびに打ちのめされてふるえてばかりいるわけですが


強い気持ちは願いを実現させるものだ


強い気持ちが変化を呼ぶ


だから


おれは言い切る


おれが言い切る


おれの言葉がウソかマコトか判断するよりも先に言い切る


かならずお礼をお届けします





じゅうぶんすぎるほどのなにか


みたしきれないこれっぽっちを


さらなる願いと祈りを超えて


無の境地


無表情です無症状です無気力にして無感情です


無理難題に立ち向かっても笑っちゃうほどオロソカです


です


です 



です




ちきしょう


なにができるってんだ


おれ


おれに


おれが


おれだ


なにが




さあ溜息つく直前に裁け


「おのれの意志が望む世界」へ


なあ愚痴ひとつこぼしたところで


「思いも寄らない結果のほう」へ


進む


進む


進め




くじびきです


ほら


はずれ





いいかげん


それこそおれの使命というもの


適当に笑ってる


泣くに泣けず怒りは弱く弱々しい情けないくらい小さな羽音みたいな


蚊にも負けるかな


はれあがったカユミを持て余し


なおも意識が消えないのです


それで今日も気を取り直した


なおも意気消沈することも


おれを叩きのめしきれなくて


いまもくすぶる火種のような


命をここでここにどこへどこでもいいここから


はいあがっていこう


はいあがってみよう


はいあがってこその



もう愚かな黄昏症候群に思春期の歌を重ねてみても


いまいち共鳴しにくい感情


それでも それでも それでも



これでも


かなえられる


と思ってます


生まれてきたときから正真正銘


おっとその先は言わずもがな


りー


    りーん



         りーん






かならずお礼をお届けします






夏。待ちに待った夏。けど、もうそこかしこに秋の気配。秋の気配は心象かもだ。暦は立秋に向かっているけど、盛大に夏を満喫しよう。初夏の輝きを味わったおれたちなら、真夏を満喫するなんてお手のもの。そうだろう?

だからかならずお礼をお届けします。

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