DAY3
ほんっとに申し訳ありませんでした。諸事情がございまして、投稿が遅れてしまいました。本当に申し訳ありませんでした。
「ふぁぁぁ」
目覚めると7:00。ちょっと早く起きてしまった。カーテンを開くと雨。重苦しい雰囲気が家と俺を包んでいる。
俺が重苦しいのはいつもの事だが。
階段を降りると母親がいた。料理しているらしい。
「おはよう。」
声をかけると
「あぁ。もう起きてきたの。じゃあ今日は早く学校行けるわね。」
と言われた。おはようとも言えないのかこの母は。
「じゃ、今日の朝ごはんは何を食べる?」
「メロンパン」
すぐにメロンパンを食べ終わると自分の部屋にこもって今日の授業の予習を始めた。
どれもこれもテストでいい点を取るためだ。
8:00に家を出た。いつもと同じくらいだ。
どんよりとして、今にも雨が降りそうな空をしている。
一応、折り畳みの傘を持ってきた。が、こんな空でも降水確率は20%らしい。インチキ天気予報士じゃないか?
今日もあいつは遅れてきている。というか、俺が早く来てしまったからかもしれない。
15分くらい待ったが来ない。何かあったのかもしれないと思い、スマホを見ると通知が来ていた。
『ごめーん!ちょっと体調悪くて。遅れるから先行っといてくれ!』
と。見てなかった・・・
俺一人で学校に着くと、先生が
「おう。北山。あれ?多田はどうした?」
と声をかけてきた。
「あー。多田は体調が悪いらしくて。遅れるそうです。」
「わかった。担任の先生に伝えておいてくれ。」
と言われた。先生から伝えておいてくれよ・・・めんどくさいなぁ。
教室に入るといつも通り『勉強』する。でも、勉強は勉強でもいつもの自殺のやつじゃない。今日、読んでいるのは、
『文化祭デート!〜気になるあの娘と急接近!?〜』
だ。いい歳になって恥ずかしいけど。
こないだ本屋でこの本を買ったとき、店員さんにすごい顔されたなぁ。「こ、こんなの買う人いるんだー」みたいな顔。
ちょっとショックだったかな。俺も恋するんだよ。
今日も渡原さんは友達と楽しそうに喋っている。いいなぁ。あんなに友達がいればなぁ。で、でもあんな人と文化祭、一緒に回れるんだよな。夢みたいだ。
そうこうしてるうちに、先生が入ってきて朝礼が始まった。今日の朝の学習は、先に終わらせておいた。この時間、勉強するためだ。文化祭のために、準備はしておかないとな。準備しすぎたらウザがられるかもしれないけど。
暇だ。
ひ・ま・だ!
あーーーーーーーーーーーーーっっっっ!!!
暇だぁぁぁぁぁぁぁっ!
全部終わってるのに何しろってんだよ。マニュアルが終わって、何にもねぇんだよ!こちとらぁ!他のクラスも行けねえとかふざけんじゃねぇよ!あぁーーー!おもんねぇーーー!
暇で、何にもやることがない準備の時間が終わりました。お昼ご飯の時間です。今日のランチは、
塩サバ定食(1110円)
です。渡原さんとは、喋りませんでした。多田も弁当だしなー。喋れる人でもいないかなぁ?
・・・いませんでした。コミュ障発揮しました。
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今日も暇な授業が終わった。暇だった。とにかく、暇。
今日は、バイトが入ってないので、帰って勉強しようと思い、帰り道の商店街で事件は起こった。
「あぶなーーーーーーーい!」
おばさんの声が聞こえたと同時に、強い衝撃を感じた。フラッと倒れ、地面に寝そべる俺。色々な声が聞こえてくる。さっきのおばさんの声や、若い人の声。そんな声が聞こえる中、すうっと視界が黒く、染まっていったんだ。
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