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外伝⑤ 燕斉連合軍襲来⑵ 開戦

絶体絶命の状況を、西門豹はどう打破するのか!

 燕斉連合軍襲来の報から二週間後、ついに大戦が始まろうとしていた。

「申し上げます!やっと敵総大将の名前がわかりました!」

 軍議の場に伝令兵が入ってきて報告した。軍議の場にいた者たちは皆、伝令兵に熱い視線を浴びせた。

「誰だっ!?」

「燕軍総大将は、迫勇(はくゆう)将軍!迫勇でございます!」

 どよめきが起こった。迫勇は血気盛んな猛将で、部隊も燕軍の中で指折りの武力と突破力を誇る、厄介な相手だ。

「続いて、斉軍総大将は、段環大将軍です!」

「何ィ!」

 段環は斉軍の中で頂点に立つ大将軍だ。当代随一の用兵術を持ち、巧みに敵味方を操る武将である。これまた相当厄介な相手だ。

「武力の迫勇に、知略の段環。これが合流して攻めかかってくるとなると、ますます大変なことになりますなぁ。まあ、とりあえず軍議を続けましょう」

 西門豹の副官で古くから付き従っている卓淮(たくわい)が呟いた。

「うむ。むっ!あ。閃いたぞ!あ、閃いた!朱匡!」

 西門豹は何かを閃いた様子で、満面の笑みを浮かべ朱匡に話しかけた。

「今まで立ててきた作戦、全て無しじゃ!一から立て直す」

「えっ……」

 折角知略を振り絞って、長い時間かけて立てた作戦を無しにすると言われ、朱匡は困惑した。

「『合流』が鍵だ」

 西門豹は意味深に言うと、再び満面の笑みを浮かべた。

西門豹が閃いた起死回生の奇策とは!?

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