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完全勝利

 一時間後、すべてのエルフが俺の足元で倒れ伏していた。


「くっ、お前のような奴に魔穴を明け渡してたまるか!」


 血走った目でろくに動かない体に鞭を打ち、一番激しく戦ったエルフが吠える。

 その目は絶望的な状況であれど守護者としての誇りを失っていなかった。


「フハハハハ!貧弱!貧弱ぅ!貴様のような雑魚に守れるものなどないと思い知れ!」


 決死の力で投げつけられた魔術を指輪がたやすく無効化する。


「くそっ!なぜだ!それほどの力を持っていながらなぜそれ以上の力を望む!」


 文字通り最後の力を振り絞ったのだろう。気絶はしていないものの指一本動かせないようだった。


「俺が欲しいのは力なんかじゃない。家族と――友達さ」


 それを聞いてエルフがどうおも持ったのかはわからない。

 ただ、意識の残っているエルフはもう一人もいなかった。


 さて……これからどうしよう……。

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