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詩*夜空へ*

月のあと味

作者: a i o

ぱくっと食べた

月のあと味


ペパーミント、レモンに

ジャスミン

薄く青い味


白く眩しい夜だから

ひとつふたつと

星をつまんだ


鼓動よりせつない

高鳴りをつれて

喉を通るたびに

輝いてるひかり


声はずっと

遠くに行きたがって

言葉はずっと

むずかっている


だから

伝言ゲームみたいに

伝えてみてよ

ペパーミント、レモンに

ジャスミン


今日と明日は

続いちゃいなくて


見いだした意味は

たぶん違ってる


だけど

言い当てられない気持ちは

喉につかえた

瞬くひかり


点滅を耳打ちしながら

伝えつづけるよ


付け足されても

忘れ去られても

答え合わせのように

残ってる


ペパーミント、レモンに

ジャスミン

わたしの赤い舌の上


つめたさだけが

救いでした






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― 新着の感想 ―
[良い点] 月のあと味なんて、何だかとても素敵です! こういう感じの詩は、とても好きです。 [一言] いつも楽しみにしてます。
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