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?話

 四方を巨大な本棚に囲まれている空間の中心にチェスの盤が置かれた床の前に胡坐をかいて座っている者がいた。


 チェスの盤上には白と黒の駒が並んでいるが白と黒それぞれキングとクイーンの駒が置かれていなかった。


「やっと勇者側も魔王側も駒が揃ったようだな」


 胡坐をかいている者がそう言って盤上に手をかざすとチェスの盤上に先程までなかったキングとクイーンの駒がいつの間にか置かれていた。


 その者は純白の衣服を纏い顔を白い仮面で隠している。

 白い肌と白い髪が衣服と相まって存在自体が神々しく感じる。


 そんな純白の者は手元に分厚い本——聖典を持っていた。

 聖典を持つ純白の者の周りに置かれている巨大な本棚には背表紙に呼んだ事のない文字が書かれている本が敷き詰められている。本一つ一つが違う言語で書かれているが全て聖典だった。


 巨大な本棚に並んでいる聖典は数えるのが容易でない程大量に本棚に敷き詰められている。


「ここまではシナリオ通り。さてこれからこの盤上でどう動いてくれるのか、楽しみにしているよ」


 純白の者だそう言うとチェスの盤上の駒が触ってもいないのに勝手に動き出した。

 そして盤上の戦争が始まった。


 盤上の戦争をを見ている純白の者はほくそ笑む笑い声が仮面の下から漏れ出る。

 白の仮面から赤い瞳が覗けた。その瞳は盤上の動きしか見ていなかった。


お疲れ様です。

tawashiと申す者です。

今回も読んで頂き誠にありがとうございます。

この話で無事第一章の結びまで書くことができました。

次話から第二章が始まります、気が向いたら第二章も読んで下さい。

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