表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
311/336

第十二話

 傍観者は漆黒の落雷で破壊された王宮を見下ろした。

 そこには城壁が砕けた王宮の床に倒れていた勇者達が映った。


「咄嗟に聖剣術で身を防いだか」


 傍観者は床に倒れている勇者達を見ると、勇者達の怪我は予想以上に軽傷だったことで気付いた。

 傍観者が漆黒の落雷を落とした直前にシルフィーは聖剣術の盾を幾重にも顕現して漆黒の落雷の威力を軽減した。

 そうでなければ先程の漆黒の落雷で跡形もなく消し炭になっているはずだ。


「けど、これでまともに動けないだろう」


 傍観者はシルフィーの聖剣術で漆黒の落雷の威力を抑えた事に称賛した後、身動きが取れない勇者達に掌を向けた。

 傍観者の掌から魔法陣が展開されると魔法陣から白銀の炎が噴き出す。

 一方の勇者達は漆黒の落雷の攻撃の衝撃でまだ身動きが取れない。


 その中でノクトは聖剣を杖代わりに体中の激痛を堪えて立ち上がった。

 傍観者の展開した白銀の炎が勇者達へ放たれるとノクトは手元から漆黒の炎を顕現する。

 顕現した漆黒の炎は傍観者へ奔ると銀色の炎をぶつかる。


 白銀の炎と漆黒の炎がぶつかると交じり合い互いの炎を焼き尽くそうと喰らい合う。

 傍観者の白銀の炎とノクトの漆黒の炎が互いに喰らい合うと次の瞬間、爆風と共に凄まじい閃光が目の前を支配する。

 閃光が傍観者と勇者達を呑み込むと周囲が真っ白になる。

お疲れ様です。

本日も読んで頂き誠にありがとうございます。

これからも投稿していきますので良ければ次話も読んで下さい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ