第二十話(表裏)
聖典の原本を開いたラザフォードは開いたページに目を通していく。
原本に記されていたのは魔王が肉体を滅ぼされてからの出来事だった。
魔王を滅ぼした勇者達は魔王が掌握していた国からも祝福された。
その間、魔王は肉体を失った者の魔力の一部を含む精神はどうにか逃れることに成功した。
魔王を討った勇者は散らばり魔王を討伐した際に奪取した魔力を幾重にも分散して各地の結界を張った祠に封印した。
それから数百年が経過してノクト、アンリ、シャルが生まれた。
ノクトは魔王の子孫で勇者の力の源である勇者の紋章を持つ。
魔王を討つために国の勇者側へ付く。
アンリは魔王を討った英傑の転生者であり英傑の紋章を持つ。
魔王の新たな器として選ばれ魔王側に保管される。
シャルは悪魔達と同行して偽の聖典によって動いていた勇者に仇名す魔王側に着く。
そこから事が苛烈に動き出す。
幾重にも戦いを繰り返し命を賭けた戦いもした相手同紙に新たな勢力が現れた。
現れた勢力は今までの勇者と魔王の戦いを裏で操り今までの勇者と魔王の戦いを掌で動かしていた。
そう記されていた原本の中身を読んだラザフォードは驚きのあまり目を丸くした。
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