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第十九話(表裏)

 この空間に顕現したものを漁り出して一時間ほど経過した。

 ノクトを含め、悪魔達と勇者達は空間に顕現した者を漁り聖典の原本を探していた。

 ノクトは空間にあるものを漁っているとオブジェの隅に小さな魔法陣が刻まれていた。

 ノクトはオブジェに刻まれている魔法陣に触れると触れた魔法陣から強い光が溢れ出す。


 光が溢れると魔法陣が起動してものが溢れる空間に新たに本棚が顕現した。

 本棚が顕現すると魔王を含め悪魔達は本棚へ足を運ぶ。

 本棚へ足を運んだ悪魔達は本棚に並ぶ本を手に取った。


「この本。すべて聖典ですね」


 悪魔達は本を読み進めると、本の内容が聖典である事を察した。


「聖典?これが全部?」


 悪魔の言葉にノクトは本棚に並ぶ大量の本が全て聖典である事に驚く。


「その通りです。ですがここに並ぶほとんどの聖典はは虚偽が記された偽物です」


 悪魔はノクトに伝えた内容に付け足して説明した。

 ノクトは悪魔達が立ち読みしている本棚へ近付き聖典の一冊を手に取って読み出す。

 ノクトは聖典に目を通すと前に呼んだ事のある聖典の原本とは異なった事実が記されていた。


「確かに。原本とは異なった記述がされてる」

「はい。ですがもしかしたらここに原本の続きがあるかもしれません」


 ノクトの言葉に悪魔の一体は本棚の中に原本が隠されている可能性を示唆する。

 ノクトの他に勇者三人は本棚に近付き聖典を手に取って目を通していく。

 この場にいる全員が聖典の原本を探す。しかし目を通した聖典の全てが虚偽が記された偽物だった。


 聖典を探してしばらくするとラザフォードは血相を変えた。

 ラザフォードは一冊の聖典を手に取ると聖典がわずかに輝いた。


「みんな!見つけたぞ!」


 ラザフォードは大声を出してこの場にいる全員に声をかけた。


「見つけたとは何をですか?」


 シルフィーは落ち着いた様子でラザフォードに尋ねるとラザフォードは質問に答える。


「聖典の原本だ!」


 そう答えた直後この場にいる全員がラザフォードに視線を向けた。

お疲れ様です。

本日も読んで頂き誠にありがとうございます。

これからも投稿していきますので良ければ次話も読んで下さい。

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