表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
279/336

第八話(表裏)

 包まれた黒い炎から解放されるとノクトの視界には漆黒の空間が広がっていた。


「到着しましたよ。ノクト様」


 イプシロンの外套に触れていたノクトは転移した空間の周囲を見渡した。

 見渡した漆黒の空間にはイプシロンと同じ黒の外套を羽織っている異形の顔をした悪魔が立っていた。


「ようこそ。我らの根城へ」


 漆黒の空間にいる悪魔の一体がノクトに向けて歓迎の挨拶を告げると、ノクトは何体もいる悪魔の中にいる一人の少女に視線を向けた。


「久しぶりだな。シャル」


 ノクトは視線を向けた先にいる少女——シャルに声をかけた。


「何でノクトがここにいるの?」


 ノクトの視界に映るシャルは困惑と驚愕が混じった声音と表情を示していた。


「この悪魔に頼んでここまで転移させてもらった」


 シャルの疑問に答えるとノクトはシャルの方へ歩き出した。

 ノクトはシャルの目の前まで近付くと懐から何かを取り出した。


 懐から取り出した何かをシャルの前に突き出した。

 シャルはノクトが付き出した何かを受け取るとシャルはノクトの顔を見た。


「何?この手紙?」


 受け取った何か——手紙を手に持つとノクトにてふぁみの詳細を尋ねた。


「ジジイが書き残した手紙だ。シャルに渡そうと思ったが再会してから渡す機会がなかった。この機会にシャルとアンリに渡せると思ったからここへ来た」


 シャルの疑問に答えたノクトは周囲を見た。


「魔王、いやアンリはどこにいるんだ?」


 ノクトが周囲を見回すとアンリの姿がなかった。


「魔王様ならこの通路の奥にいます」


 ノクトの疑問にイプシロンは指を差して魔王のいる場所を示す炉ノクトはイプシロンが指差した方へ進んだ。


「シャルその手紙はジジイが死ぬ前に書いた手紙だ。本来は俺と同じタイミングで渡されるはずだった」


 ノクトが手紙を受け取る斜だったタイミングをかなり過ぎてしまった事を口にするとそのまま魔王のいる部屋へ進んだ。

 シャルはノクトから渡された養父——エドワードの手紙の封を開く。封を開いて手紙の内容に目を通す。

お疲れ様です。

本日も読んで下さり誠にありがとうございます。

これからも投稿していきますので良ければ次話も読んで下さい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ