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第二十四話

 ノクトは眩く閉じていた視界を開くと視界には日が昇り始めて辺りは白けだしていた。


「おはよう。ノクト」

「……おはようございます。ラザフォードさん」


 ノクトが目を覚ますとすぐの場には焚火をに薪を淹れていたラザフォードが朝の挨拶をした。

 目が覚めたノクトは寝袋の中の右手に違和感を覚えるとノクトは寝袋から右手を取り出すとノクトは目を丸くする。


「⁉」


 寝袋から取り出したノクトの右手には細かい銀装飾が施されている手鏡が握られていた。

 まるでシャルが勇者の紋章を複写した手鏡のような外観だった。


「ノクト⁉それってまさか⁉」


 ノクトの右手に握られている手鏡を見たラザフォードは目を大きく見開いて驚愕した。

 ノクトとラザフォードは互いに目を合わせてどういう状況なのかを互いに核にしていた。


「どうしてノクトがその鏡を持ってるんだ⁉」

「俺も朝起きたら寝袋の中にあったんです!」


 互いに驚きのせいで朝っぱらなのに声を張り上げてしまった。

 その張り上げた声のせいか傍の寝袋で寝ていたホホが寝返りを打ってもぞもぞと動き出していた。

 ホホの様子を見たノクトとラザフォードは張り上げた声を抑えて話す出す。


「まさかあの夢に出てきたあいつが」


 ノクトは先程まで見ていた夢の中に出てきた声の主がどうやったかは知らないがノクトにシャルと同じような手鏡を贈ったのだろう。


「その鏡を贈った奴に心当たりがあるようだな。ノクト」

「はい。それが——」


 そしてノクトはラザフォードに先程まで見た夢の内容おw説明した。

 聞いていたラザフォードは最初は半信半疑だったがノクトの話を最期まで聞くとラザフォードは真剣な面持ちでノクトの話を聞いていた。


「——というわけなんです」

「なるほど。そういう事か」


 ラザフォードはノクトの話を聞いて現状を理解すると眉をひそめてノクトの握っている手鏡を見た。


「その鏡。本当に悪魔達が持っている鏡と同じなら勇者の紋章を写し取ることができるって事だよな?」


 ラザフォードはノクトが握る手鏡を見るとノクトは握手に握っている手鏡を右目に近付けた。

 すると手鏡に近付けた右目の紋章から光の束が奔流した。

 左手の紋章から奔流した光の束は手鏡の鏡面に吸い取られていった。

 その様子路見たノクトとラザフォードは唖然としていた。

 光の奔流が全て手鏡の鏡面に吸い取られると、手鏡の鏡面に右目の紋章と同じ複雑な文様が刻まれていた。


「間違いないみたいですね」

「あぁ」


 手鏡に刻まれた勇者の右目の紋章を見たノクトとラザフォードはいぇかがみが悪魔側の持っている手鏡と同じという事を理解した。


「ラザフォードさん。顔をこちに近づけて下さい」


 ノクトがそう言うとラザフォードは「何だ」と一言言ってノクトの方へ顔を近づけた。するとンクトはラザフォードの右目に手鏡を近づけた。


 鏡面に左目の紋章が刻まれた手鏡をラザフォードに近付けた瞬間、手鏡に気編まれた文様が光の奔流となって鏡面から溢れ出した。

 溢れ出した光の奔流はラザフォードの右目に収束していった。

 しばらくして光の奔流が落ち着いて何事もなかったようになると光の奔流が収束したラザフォードの右目にノクトの右目の文様が刻まれていた。


「ラザフォードさん……」

「これで証明されたな。この手鏡は悪魔側が持っている手鏡と同じものだ」

お疲れ様です。

本日も読んで頂き誠にありがとうございます。

これからも投稿指定金すので良ければ次話も読んで下さい。

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