第三話(表裏)
ノクトは目の前の悪魔がに何か仕掛けるよりも前に動いた。
ノクトは雷の魔術を発動させて悪魔に対して攻撃を仕掛けた。
悪魔はノクトの魔術を後退しながら躱す。
ノクトは決して悪魔に雷の魔術を命中させるために攻撃していない。できるだけ悪魔と距離を取り、悪魔の出方を探るために牽制を行っている。
ノクトの意図に気付いているのか、悪魔はノクトの魔術を紙一重で躱してノクトとの虚栄を一定に保っていた。
悪魔は握っている光の剣を使ってノクトの雷の魔術を受け流して捌き切る、
ノクトは雷の魔術で攻撃を仕掛けながら、他に何かを狙うように周囲を見渡していた。
悪魔もノクトが周囲を見渡していた事に気付いていた。しかしノクトは魔術による雷撃の応酬で他に仕掛けを施せる余裕はない。
悪魔もその事は念頭にあるためノクトの雷撃を捌きながら距離を取られないようにしていた。
そして悪魔は一瞬ノクトの雷撃に隙ができた事を見抜いた。その一瞬の隙を逃がさなかった悪魔は一気にノクトの方へ駆け寄った。
ノクトは一気に近付いてくる悪魔に目を大きく開く。
ノクトは近付いてくる悪魔に雷撃で攻撃するが一度隙を見せた事が決定打となり悪魔は雷撃を捌いて距離を一気に詰めた。
悪魔がノクトの目の前に詰め寄るとノクトは口角を上げて不敵に笑った。
まるでこの状況になるのを待っていたかのように。
悪魔がノクトの笑みを見た直後、悪魔の足元に魔法陣が浮んだ、同じように上空にも魔法陣が浮かび上がる。
上空に浮かび上がった魔法陣から凄まじい稲光が放たれて悪魔の足元の魔法陣へ一直線に向かっていった。
稲光が地面ん五衝突した直後耳を劈く雷鳴と地面を焼くような雷の熱による爆音が全体に響き渡った。
ノクトはすぐ傍で起きた衝撃波に吹き飛ばされた。天から落ちた稲光に直撃した悪魔は天から落ちた雷撃に這いつくばっていた。
お疲れ様です。
本日も読んで下さい李誠にありがとうございます。
これからも投稿していきますので良ければ次話も読んで下さい。