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第三十一話(裏)

 多くの学生が避難している避難場所に到着するとシャルよりも早く避難場所にミラーが到着していた。


「先に着いていたんですね。マリアさん」


 他の学生がいる避難場所でシャルはミラーの偽名でミラーに話しかけた。


「えぇ。どうやらあんたの方も上手くいったみたいね」


 シャルに話しかけられたミラーは小声でシャルに言葉を返した。


「その言葉からして標的は見つけたみたいですね?」

「あんたのおかげでいい操り人形を見つけられたわ」


 シャルとミラーは呟き声で話をしていると一人の大人が女性が避難場所へ入ってきた。


「学生の皆さん。つい先程今回の騒動を起こした人間を捕縛しました。損壊した建造物の瓦礫を片付くまでもうしばらくここで待っていてください」


 避難場所に現れた女性は学生達に今回の騒動が終結した事を伝えた。

 女性の言葉に学生達は避難場所で怯えていた腑に気が和らいでいく。

 女性は伝える事を全て伝えるとすぐに踵を返した。


「次の段階を決行するのは私達がここから出てすぐよ。私の後に付いてきて」

「分かりました」


 ミラーは呟き声でシャルに次の段階を決行するタイミングを伝えると、シャルは呟き声で返事を返した。

 避難場所に到着してから数時間が経過すると先程来た女性とは違う女性が避難場所に来た。


「損壊した建物の瓦礫を片付けましたので学生の皆さんは落ち着いて避難場所から出て下さい」


 女性が学生達に指示を出すと、学生達は避難場所から落ち着いて避難場所から出て行く。

 シャルとミラーも多分に漏れず決して急いで避難場所から出て行った。

 避難場所から出た二人はその足ですぐに教師棟へ向かう。


「それで私が操る教師は誰なんですか?」


 教師棟へ進む中、シャルはミラーに質問した。


「学園の教師兼校医のフレデリカ教諭よ。私が見る限り他の教師陣よりも幻術に弱くて神聖術以外の体勢が弱いと考えられるわ」


 ミラーが操って教師棟の中を探索する人物の人間——フレデリカについての話をした。


「それで、そのフレデリカ教諭はどこにいるんですか?」


 ミラーから聞いたフレデリカが今どこにいるかミラーに質問するとミラーは進んでいた足を止めて物陰に隠れた。


「噂をすればってところかしら。その人がフレデリカ教諭よ」


 ミラーが視線でシャルが尋ねたフレデリカ教諭を差した。

 ミラーの視線の先にいたのは白衣を着ている丸眼鏡の女性だった。


「いい?これから第二段階に進むけど絶対にフレデリカ教諭を完璧に操るのよ?まだやらないといけないことが多いしここで失敗すればすべてが水の泡よ」

「それは理解してます。だからミラーさんもちゃんと幻術にかかりやすい人間を探すためにここまで調べていたんですよね?」


 互いに緊張感が奔る中、後戻りできない所まで足を踏み込んだのを実感しながら視界に映るフレデリカの元へ歩み寄っていく。

お疲れ様です。

本日も読んで頂き誠にありがとうございます。

これからも投稿していきますので良ければ次話も読んでく多才。

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