第三十話(裏)
ミラーと別行動を取ったシャルは学園に現れた怪物と純白の人物の方へ進む。
シャルは学園に現れた怪物の方へ進むと、学生はすでに避難が終えて周囲は教師だけとなっていた。
シャルは物陰に隠れて自身が発動した怪物の幻影と未だに精神世界の中で拷問を続けている白髪の仮面の体を操って教師陣の注意を引いていた。
ミラーの策の内容でシャルは学園の敷地にいる全員に巨大な怪物の幻影を見せる幻術をかけた。
シャルの幻術にはまっている教師陣の中で一番幻術に深く嵌った教師をミラーが探すという策を企てた。その上、シャルとミラーがこの大規模な騒動を起こしていると感付かれないようにシャルに拷問を受けている白髪の仮面を操って今回の騒動が白髪の仮面が起こした者に仕立て上げた。
この策により学園に起きた騒動の黒幕であるシャルとミラーであるという疑いを最小限にするために企てた。
シャルは幻影の怪物と体を操っている白髪の仮面から教師陣に攻撃するのに遠距離で術式を発動させた。
シャルは遠距離で術式を発動させて怪物と白髪の仮面から教師陣に放つと、教師陣の何人かが防御をしながら怪物と白髪の仮面の違和感に気付く。
防戦一方だった教師陣は怪物と白髪の仮面が放つ位置が怪物や白髪の仮面自身が放つとすると微妙に位置がずれている事に気付くと教師の一人が口を開く。
「もしかしたら敵が幻影である可能性がある!二人一組になって一人は防御に徹して、もう一人は幻術を解除するんだ!」
教師の一人が大声で告げると教師陣はすぐに二人組に分かれた。一方は防御に注力してもう一人は幻術を解除する術式を発動した。
シャルが発動した幻術を解除すると、幻影怪物が霞のように消えていく。
怪物が目の前から消えると残ったのは白髪の仮面だけだった。
白髪の仮面を見る教師陣は時計塔のにいる白髪の仮面以外の人物がいないか周囲の気配を探る。
周囲を見回している教師陣の死角に隠れながら白髪の仮面の体を動かす。
シャルが操っている白髪の仮面から光の砲撃を放ち教師陣に攻撃を続ける。教師陣は防衛しながら周囲に幻術を発動した黒幕を探す。
これ以上周囲を探られて見つからないようにシャルは白髪の仮面から放つ攻撃の手を一層苛烈にしていった。
「そろそろ時間ね」
そう言うとシャルは白髪の仮面から放った攻撃をやめた。
白髪の仮面から放った攻撃が泊まると教師陣はその隙を逃さずに白髪の仮面へ攻撃を仕掛けた。
教師陣が放った攻撃は白髪の仮面に命中して初初の仮面は地面に落ちていく。
白髪の仮面が地面に落ちるとシャルはすぐにその場から去りすぐに避難場所へ進む。
お疲れ様です。
本日も読んで頂き誠にありがとうございます。
これからも投稿していきますので良ければ次話も読んで下さい。




