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英霊の召喚士  作者: 息抜きおじさん
1章 英霊と少年
2/9

第2話 残留組と探索組

まだファンタジー感無いですね

 眩い光に目が眩む。

 足を進めると、その光は少しづつだが小さくなっていった。


 そして光が消えた先に辿り着く。

 目を擦り周りを見渡すと、クラスメイト達も俺と同様に目を擦っていた。


 此処は何処だろうか?

 疑問に感じながらも、何かするでは無く時間だけが過ぎていった。

 そうしてどれだけかの時間が流れた時だ。


 「来て下さったのですか勇者様方!!」


 幾つもの宝石で装飾されたマントを身に付けた、大柄な老人が走ってきた。

 顎には威厳を感じさせる長い白髭。

 頭には王冠の様な物を乗せている。


 多分この人王様だな。


 いきなり勇者と呼ばれたクラスメイト達はただ驚く事しか出来ないようで、これといった返答はしていなかった。


 「我等が行った召喚に応えて下さって有り難うございます。まさかこの様に沢山の勇者様が来て下さるとは」


 「ちょっと待って下さい、勇者って一体何の事ですか?それより私達は帰れるんですか?」


 1人の生徒が口を開くなり、次々と質問を投げ掛けた。

 無理も無いよな、色々思う所もあるし。

 俺自身直ぐに帰れるなら帰りたい、ここにいる理由が無いのだから。


 「あぁ…申し訳御座いません、いきなりで混乱していらっしゃるでしょう。少し落ち着いた所で説明致しますので付いて来て頂けますかな?」


 首を横に振る生徒は1人もいなかった。

 先ずは話しを聞かなければ。

 叫んだり騒いだりするのは、天界で1通り済ましてきたからな。


 そして案内されるがままに、俺達は広い応接室の様な所に通された。

 見た事の無い様な大きな絵画、高そうな壺、床には虎の毛皮まで敷かれている。

 何だこのVIPな部屋は。


 「取り敢えずは好きな所におかけになって下さい。お茶を用意させますので」


 王冠を乗せた男が手を叩くと、何人ものメイドが現れお茶の準備を始めた。


 「どうですかな?少しは落ち着いて頂けましたか?」


 「はい、さっきはすいませんでした。いきなり取り乱してしまって。」


 皆お茶を啜り、少しだけ顔に余裕が戻っていた。

 実際には戻っていたと思う。

 俺は全然冷静じゃなかった。

 顔は取り繕って平静を装っているが、それは周りに合わしているだけだ。

 叫んで良いと言われたら奇声を上げながら転げ回る自信がある。


 「それでは先ず、何故勇者様方を召喚したかの説明を致しましょう」


 そうして男は語り始めた。




 俺達に話しをしている男は、この国の王ダーリアン・ヒンバス。

 この国の名前はメイリース。

 平和と秩序を愛する国らしい。

 そして何故俺達が呼ばれたのか、それは一ヶ月程前の話である。

 メイリースお抱えの占い師が言った【魔の胎動】を感じると言う言葉。


 近い将来この世界に訪れるであろう災厄の話し。


 それを聞いたダーリアンは、メイリースに古きから伝わる言葉を思い出した。

 世界が闇に覆われる時、光を纏いし者この地に降り立つ。

 その者、纏いし光にて闇を打ち消さん。


 どこの異世界にでもありそうな言葉だな。

 でもこの言葉は作り物では無く、千年程前に本当に起きた事らしい。

 そして又、世界が闇に覆われる時が来ればその者達を呼び、救いを求めよと言った先人達が遺した言葉を代々受け継いでいるとの事だ。


 そして今回の召喚が行われた。

 何故俺達だったのかは分からないしらしい。

 いい加減過ぎるだろ、その勇者召喚。


 そして元いた世界に帰れるかと言うと。


 「千年前に召喚された勇者様は、闇を打ち倒した後、光の扉へと吸い込まれたと聞きますよ。それが元いた世界に帰ると言う事なのではないですかな?」


 確証は無いんだろうなきっと。

 しかも、それ迄は帰れないって事だろ。

 あぁ、嫌になるよ全く。


 俺と同じ様に憤りを感じている生徒がちらほらいるみたいだ。


 それとは別に、まるで開き直ったかのようにこれからの事を語る生徒まで現れた。


 何かもうめちゃくちゃだな。


 「すいません王様、取り敢えず俺達だけで話す時間を貰えませんか?」


 1人の生徒が言った言葉に王様も頷き、少しの間クラスメイト達だけでの話し合いが行われる事になった。


 「取り敢えず皆はどうしたい?」


 帰りたいと言う者もいれば、少し位力になってあげよう何て言う者もいた。

 要するに意見は皆バラバラで、全く話し合いが進まなかったって訳だ。


 「ならこうしよう、今すぐ帰りたい奴は自分達の力で帰る手段を探す。そしてこの国の為に力になっても良いと言う奴は残る。これでどうだ?」


 それにしたってさ、自分達の力で変える手段探すって方が無理ゲー過ぎるだろ。


 地理もなけりゃ金も無いし。

 何より戦った事すら無い普通の高校生なんだから。


 いや…戦う術は有るには有るか。


 「うん、決まったな。なら残る奴はこっちに、探しに行く奴はこっちに別れてくれ」


 このパターン止めて下さい。

 典型的なA型の俺には酷な質問すぎるだろ。

 周りに合わせて行動するつもりだったのにいきなり選択肢が出ちゃったよ。


 よし、神様の言う通りで決めよう。

 こんな時は神頼みしか無いよな。


 そして結論が出た。


 俺は探しに出る側に立っていた。

 神様が探しに行けって言ってるんだ、仕方ないよ、うん仕方ない。

 自分に何度も言い聞かす様に、心の中で呟いた。


 残る組は四人、探しに行く組は三人か。

 凄く嫌な予感がするけど今は考えないでおこう。


 俺達の話し合いが終わるのを見計らった様に、王様と数人の騎士みたいな人達が入ってきた。


 「それでどの様な結論が出たんですか?」


 王様の問に、生徒の1人が先程の内容を伝えた。


 「そうですか、全員が残っては下さらないのですね。ですが仕方ありません、こちらが勇者様の都合等考えずに勝手に呼び出したのですから、その様な結果になるの当たり前でございますな」


 何か妙に心が痛むな。


 「残って頂く勇者様方には騎士を付けて訓練を行いたいと思いますが宜しいですかな?そして探しに出る勇者様方には、路銀と武器をお渡ししましょう。先立つ物がなければどうにもなりますまい」


 王様の後ろに立っていた騎士達が4人の生徒を連れて部屋から出て行った。


 「それでは路銀と武器を用意しますので少々お待ち下さい」


 王はそう言って手を叩いた。

 メイドが王様に駆け寄ると、「畏まりました」と言い部屋を出た。


 「それで何だけどさ、お前等ちゃんと戦えそうか?」


 三人の内の1人が口を開いた。

 見た目は明らかな不良。

 アッシュグレーの短髪に斜め上に吊り上がるよう整えられた眉、両耳にはボディピアスが付いている。


 一言で言うと怖い。


 「私は弓道部だから、少し位なら弓を使えると思う。戦えるか戦え無いかで言ったら前者だと思う」


 もう1人の探索組である女生徒が言う。

 見た目は黒髪ロング、整った目鼻立ち。

 清楚系美人……とまでは言わないが、なかなかに可愛い顔をしている。


 「お前はどうなんだ?」


 遂に来ました質問。

 うん、ありのままを話そう。


 「これと言ったスポーツもした事無いし、正直不安かな」


 「はぁ?!なら何でこっち側何だよお前は」


 ごもっともです。


 「いやぁ、何となくと言いますか。天の思し召しと言いますか……」


 「信じられねぇ、お前はどう思うよ」


 「お前じゃないです、橘楓(たちばなかえで)です。正直私もそんな風に言われると不安かな」


 「楓ね、了解。つまり俺と同意見か」


 何か雲行きが怪しい。

 今凄く泣きたい。

 ってか多分ちょっと泣いてる。


 「何で目真っ赤にしてんだよ気持ち悪いなお前!別に見捨てたりはしねーよ。ちょっと不安だなって話しをしただけだろーが」


 「へ? 」


 俺を置いてくとかそう言う話じゃないですか?


 「私も見捨てたりしないですから泣かないでね、ちゃんと守ってあげるから」


 凄く情けない、泣き顔を見られたのも、女の子に守るって言われたのも。

 だけどそれ以上に嬉しかった。

 嬉しすぎて、嬉しすぎて……また涙が………


 「だぁっもう!何で泣くんだよ!男なら簡単に泣くな馬鹿っ!後な、俺は城崎敬愛(きざきゆきあ)だ。女みたいな名前って言ったら殺すからな」


 そんな凄みを効かせて言わないで下さい、泣いてしまいます。


 「俺の名前は斎賀宏太です、足を引っ張らないように頑張ります」


 自己紹介を済ますと、2人から宜しくと言われた。


 うん…何とかやっていける。


 敬愛と楓さん、この2人となら頑張れそうだ。


 お互いが自己紹介を済ました時、扉が開いた。


 「こちらが旅の資金で御座います。そして武器なのですが、色々と用意しましたのでこの中からお選び下さい」


 敬愛君はいきなりお金の入った袋を開けた。


 「金の価値が全くわかんねーよ」


 そう言えばそうだ、何だこの金貨や銀貨は。


 俺達はメイドに声を掛け、お金の説明をしてもらう事にした。


 この世界では円は無く、ミルドと言う。

 1ミルドが銅貨1枚、100ミルドが銀貨1枚、1万ミルドが金貨1枚だ。

 大体1000ミルドが街に住む人達の、1ヶ月の平均的な稼ぎらしい。

 そしてこの袋の中には金貨3枚と銀貨10枚が入っていた。

 凄い金額だよなこれ……


 「すげー額だな、これなら当分旅費には困らねーな」


 敬愛はニヤニヤしていた。

 そうだよな、俺もお金好きだし。

 いや皆好きか。


 そして武器を選ぶ事にした。


 俺と違い、敬愛も楓さんも直ぐに選び終えていた。


 敬愛は1m程ある剣と盾を、楓さんは言っていた通り弓と矢。

 そして小さいナイフを選んでいた。


 どうしようか、武器なんて使い方分からんしな。


 何か俺みたいなヘタレでも使えそうな物は無いかな。


 物色を続けていると、二振りの短い剣が目に入った。

 この二本なら軽そうだし、俺でもどうにかなりそうだな。


 「これにします!」


 「二刀流ですか、珍しいですね」


 片方を盾にしたいが、1回持ち上げたら重かったので諦めた。

 軟弱な身体が妬ましい。


 「お決まりになりましたらお部屋に案内致します。今日はゆっくりとお休みになって、明日から探しに出ると宜しいかと王が」


 それは有難い。

 正直色々有り過ぎてヘトヘトだった。


 そのまま俺達は別々の部屋に案内された。

 キングサイズのベッドに身体を投げ出すと、直ぐに意識が遠くなって行った。




 扉を叩く音が聞こえる。

 何だろうか?

 眠い目を擦りながら扉を開くと、そこにはメイドが立っていた。


 「斎賀様、お食事の用意が出来ました」


 飯か、そう言えば夕飯を食べてなかったな。

 意識し始めると、急にお腹が鳴った。

 分かり易い体質だな全く。


 メイドの後に付いて行くと、長いテーブルをかこむように座り食事を取るクラスメイト達がいた。


 「おせーよ宏太!早くこっちに座って食え」


 敬愛が俺の席を取っていてくれたらしい。

 見た目と違い凄く優しい。


 「寝過ぎだろ全く、どんだけ疲れてたんだよ?」


 「体力がないもんで……面目ない」


 敬愛にチクチク小言を言われながらも、美味しい食事に箸が進んだ。

 クラスメイト達と食事を取るなんて当分無いだろうな。


 食事をしている時に何人かの生徒が、頑張れよと声を掛けてきた。

 残る者と旅立つ者、立場は違うけど置かれている状況はそう変わらない。

 俺達は口々に励まし合い、楽しい食事を終えた。


 食事の後は風呂が用意されていた、凄まじく大きいらしいので、男同志で裸の付き合いってのをやってみた。


 モヤシボディを馬鹿にされて、少し悲しくなったのはここだけの話しだ。


 ……何か楽しかったな。

 向こうにいた時は絶対に話さないと思っていた人と喋ったり。

 まさか明日から一緒に旅に出るなんて考えもしなかった。

 異世界にいる事は今でも怖い。

 でも今は、それ以上に心が弾んでいた。




 そして次の日の朝を迎えた。


 城を出る前に、王様とクラスメイトに挨拶をする事になっていた。

 「無理をなさらず、何かあれば直ぐに戻って来てくださいな」


 「有り難うございます王様、無理せずに頑張ります」


 俺の言葉に王様は笑顔で答えてくれた。


 そしてクラスメイト達と握手を交わし、城を出る。


 昨晩色々と話し合った結果、先ずは色々な街の図書館や勇者の伝説が残る遺跡を回る事になっている。


 地理については、楓さんが地図を貰い少しだが知識をつけてもらっていたらしい。

 用意周到な人が仲間にいて良かった……


 皆に頭を下げ歩く、門を出る頃には挨拶のし過ぎてかなりの体力を消耗していた。


 それを見て2人が溜息をついていた気がするけど気のせいだろう。

 気のせいだよね?




 門を潜った先は、少しだけ整地された道と草原が広がっていた。

 そして所々地面に突き刺さっている大岩が何とも言えないファンタジー感を醸し出している。


 「うしっ!気合い入れるぞ。ここら辺は弱いとは言え魔物が出るらしいからな」


 魔物…話しに聞くところによると、武器さえ使えれば問題無く対処出来るレベルらしいが、やっぱり怖いな。


 俺と違って敬愛はやる気満々だし、楓さんも弓を何度も引き感覚を確かめたりしている。


 そんな中俺は、周りを見ながらキョロキョロしている。


 そうして足を進めていくと、何か動く物が目に入った。


 「あれ何だろう?動いてるんだけど…」


 俺の言葉に2人が視線を向けた。


 「魔物だろうな、あんか人間いたら気持ち悪いぜ」


 全身が薄い緑色で、汚れた腰巻きした者。

 鼻が団子のように丸く目は少し飛び出していた。


 「ゴブリンかな?それっぽくない?」


 俺の問に楓さんは首を傾げたが、敬愛は多分そうだろと頷いてくれた。


 「俺が仕掛けるから楓は援護してくれ、宏太は危なくならないように逃げてろ」


 うん、情けない限りです。


 敬愛は剣を抜き駆け出していく、そして気付いたゴブリンが叫びを上げる前に斬り付けた。

 しかし横からもゴブリンが迫っている。

 だがゴブリンの攻撃が敬愛に届く事は無かった。

 敬愛に仕掛ける前に、その頭を楓さんの弓で撃ち抜かれていた。


 あれ?この二人凄く強くない?

 本当に初期ステータス?


 ゴブリン二体を倒した敬愛が意気揚々と戻って来た。


 「全然大した事なかったな」


 「まぁ、思ったよりはって感じだね」


 何か会話のレベルが俺と違うな……


 「ところでさ、二人は初期ステータスなのに何でそんなに強いの?」


 「何でって、そりゃ最初にアビリティ貰ったからだろ」


 「えっ?!もう使ってたの?」


 「いや、使ってたって言うか。俺のは常時発動型っていのか?何かそんなアビリティだからな」


 「私もかな。多分だけど常時発動型だと思う」


 何常時発動型って?そんなのありました?


 「因みにだけど名前教えて貰っても良い?」


 「おぉ、俺の貰ったアビリティは身体能力向上(強)だ。名前からしてめちゃくちゃ身体能力上がりそうだから取ってみた」


 凄い無邪気な顔で笑っている。


 「私は必中の加護ってアビリティなの。名前だけだと意味が分からなかったけど、絶対に必要だと思える何かを感じたからこれにしたんだけど、やっぱり成功だね」


 あっれー?そんアビリティありましたっけ?


 「因みに宏太はどんなアビリティ取ったんだよ。教えろよ」


 「俺はね、英雄召喚ってアビリティを取ったんだけどこれどうやって使うんだろ?」


 「すげー名前だな!取り敢えずステータス出したり色々試してみろよ」


 敬愛に促されるまま俺はステータスを開いた。

 そこで衝撃の事実を知った。


 アビリティ欄に何か違う物があった。


 【英霊召喚】?


 「あれ?英雄召喚じゃなくて英霊召喚になってる?」


 おかしいぞ、俺が貰ったアビリティは英雄召喚だった筈だ。

 どうしてこうなった。


 ?!……あの時感じた違和感。

 もしかしてこれだったのか……


 「まっ、まぁそんな落ち込むなよ。取り敢えずその英霊召喚っての調べて見ようぜ」


 俺は力無く頷き、アビリティの英霊召喚について色々調べ始めた。


 しかしどんな能力なのか全く糸口が見付からなかった。


 仕方が無いので何度も英霊召喚と口に出し叫んでみた。

 若干二人が引いている気がしたが気のせいだろう。


 何度か叫んでいると、目の前に半透明のコマンドの様な物が浮かんで来た。

 【英霊召喚E】

 呼び出す英霊を選択して下さい

 ・ゲオルギアス 

 ドラゴン殺しの英雄  消費MP500

 ・シグムント  

 屈強な肉体を持つ英雄 消費MP500


 は?何この壊れた消費MP……


 「宏太、どうしたんだよそんな落ち込んだ顔して」


 「ハハハハ………英霊召喚に必要なMP500だってさ」


 「「へ?」」


 ハモらないで下さい泣いてしまいます。


 どうやら俺は最初のアビリティ習得を大きく大きく間違えてしまったらしい。

誤字がありましたら教えて下さい(_ _)

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