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詩集 迷い道

機銃掃射

作者: 小日向冬子

ギリギリと

歯を食いしばり


高くペダルを漕ぎながら

漏れるほど

強く吐き出す


なんだ坂こんな坂

なんだ坂こんな坂


知らず息が唄う



ほとばしる汗は

最強の実弾

機銃掃射


どうして

どうせ

どれだけ

どっちみち

でっちあげ


ポコポコと浮かんでくる反論を

次々と蹴散らしながら


あいまいな影でもがき続ける

上り坂



ほんとうでないなら

いらない


わかっている


欲しいものは

いつだって

容易くないのだ


今日も汗をかきながら

無心に漕ぐ


けれど

それだけが幸せと

決めはしないで

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