未来空間
「う~ん」頭が痛い。ズキズキする。
ここは、どこだろう。
自分は倒れていのが分かるが、すぐには立てそうにない。
グーン。グーン。グーン。頭が割れそうだ。
周りは真っ暗で、何も見えない。
少し痛みがやわらいできた。「グーン」というのは頭痛だけでなく、サイレンの様に実際に鳴り響いているのが分かった。
「ここは、どこだ?」
何とか立てる様だ。手さぐりで、立って進んでみる。
相変わらず、「グーン、グーン」とサイレンらしい音は続いている。
どうやら自分は廊下を進んでいるようだ。
ドアのノブに手が引っ掛かった。
開けてみる。
→続く