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外に出てもまだ心臓がうるさい。


さっきまで、あんな近くにいた。


「逃げんなよ」


低い声、耳に残ってる。


……いや、逃げるに決まってるでしょ。


あれ、絶対キスする流れだったじゃん。

ドラマならしてたよね?

する距離だったよね??


なのに。


何もなかった。


ただ、じっと見られて。


は?


いやいやいやいや。


何その肩透かし。


迫られる覚悟、してたのに。


ちょっと目閉じかけたのに。


「……最低」


誰に言ってるのか分からない。


あんな顔して。


あんな目して。


本気になったらどうすんだよって

言ったのそっちじゃん。


なのに触れないとか、何。


余裕?

それとも様子見?


分からないのが一番ムカつく。


優しくもないし、

雑でもないし、

ちょっと本気っぽいのが、腹立つ。


「可愛ければ何でも」って言ってたくせに。


逃げたのは、私。


でも追わなかったのは、


あれ。


もしかして。


私のほうが、待ってた?


「……は?」


やだやだやだ。


ないないない。


本気になってくれないくせに、って思ってたのに。


本気になりそうなの、

私のほう?


もし今、追ってきたらどうする?


……来ない。


当然か。


なんで来ないの。


来いよ。


「最低」




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