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こまかい詩集2

詩 モブ駒の逃走

作者: 仲仁へび




「有名漫画の世界に転生したようだ」


「でも俺は、そのシナリオの中で使い捨てられる名前のないモブ駒」


「だからって、大人しく死んでたまるかよ」


 ただの駒だから

 逃げる


 ただ利用されたから

 逃げる


 ちり芥のような命だから

 逃げる


 生き延びるために

 逃げる


 こんな命はちっぽけで

 簡単に死んでしまう


 主人公でも 悪役でも

 名のある登場人物でもない


 だから今日も逃げ続ける

 ただのモブでも生きたいから


 シナリオなんかに殺されて

 誰にも知られず消えていく


 そんな末路はごめんだから

 必死で逃げて 逃げ続ける



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