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毎日記念日のお部屋

10月7日【盗難防止の日】

作者: スタジオ めぐみ

10(とう)7(なん)の語呂合わせで盗難防止の日。

語呂合わせキター!!!


今日は、私の盗難防止したのに盗まれた1番ショックなものについて書こうと思う。

それは、社会人1年目。

当時、13万円で1人暮らしをしていた私。

車欲しいが、お金がないので自転車通勤。

自転車だと行動範囲が限られてしまう。

もっと遠くに行きたい私は、中古の安い原付バイクを買った。

その原付バイクは、いつも寝起きが悪く、エンジンがかかるまでが長い、手のかかる子だった。

エンジンがかかれば、ちゃんと走るので私に似てるなと思った。

愛着が湧いてきた頃、私は駅まで原付バイクで行き、無料の駐輪場に置いて行った。

駐輪場には沢山の自転車とそれに紛れて、ちらほら原付バイクがあったので安心していたのだ。

鍵もかけて、さらにチェーンの鍵もした。

「行ってきます。少しだけ出かけて帰ってくるからね。待っててね。」

心の中で言った。


そして帰ってきたら…うちの子がいなくなっていた。

駐輪場をくまなく探した。

どこに行ってしまったんだ。

諦めきれず駐輪場の周りまで探した。

いなかった私の原付バイク。

かなり、ショックだった。

ショックだけどいつも通り仕事をして、いつも通りご飯を食べた。

なんとなく、原付バイク帰ってくるかもと思った。


しかし、いくら待っても原付バイクはどこかへ行ったまま帰ってこなかった…

かなりショックだった。

日に日にショックが大きくなる。

私の今までの経験で盗まれたショックなもの第1位は、原付バイクだ。

そして、また中古の原付バイクを買った。

自転車と原付バイクで行けない場所は、バスケ仲間や職場仲間に連れて行ってもらった。


車があれば、もっと自由に遠くまでいけるのにと思った。

私は初めて手に入れた車で、険しい道を走る。

その道は、初恋の道。

険しい道の先は、初恋の終わりだった。

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