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三十七通目

 前略、皆さま方いかがお過ごしでしょう?


 未だにお姉さんがどこに潜んでいるのか、何をもくろみ行動しているのかまるで判明しないで困っております。


 とりあえず戦闘準備は整えておりますが、こちらもまだまだ先は長そうです。


 最も一応か細いですが希望は見えてきました、今回はその話が中心になると思います。


 ああその前に一応部屋割りについて説明したいと思います、そもそもクー様のお屋敷は僕たちも暮らせるように結構大きめの家であり部屋数も多いのです。


 そしてベッドもクー様が親子で寝れるサイズが一つ、僕と魔術師様が一緒に寝れるサイズが一つ、大人が一人で寝れるサイズが一つの三つがあります。


 将来的にはめーちゃんが大人用のベッドを使う予定でしたが今は双子とレイ様で無理やり利用しております。


 当然クー様はめーちゃんと一緒に、そして僕と魔術師様は僕が腕枕をして一緒に寝ております。


 旅の途中では基本僕は見張りに立つ必要があったためそこまで意識せずに済みましたが、いざこうして毎日腕枕をして胸の中で無防備に眠る魔術師様を見ているとどうしようもなく興奮してしまい中々寝付くことができずちょっと困っています。


 ちなみにジーク様は毛布をかぶって居間の椅子で眠っている有様です、最も野宿慣れしている本人にしてみれば周りを警戒せずに眠れるだけで十分すぎるとのことですが。

 

 こんなに人数が増えたのにクー様は嫌がる顔一つせず僕らを歓迎してくれていて正直申し訳ないぐらいです、だからまた家事は分担制にさせていただきました。


 食事は相変わらずクー様と魔術師様にお願いして、ゴミ出しや掃除は僕とめーちゃんといーちゃんこーちゃんが行います。


 洗濯はジーク様が進んでやろうとしたところを女性陣に窘められ、結局魔術師様とレイ様が行うようになりました。

 

 とはいえやはり家事などしたことがないレイ様は一つ一つが上手くいかず一生懸命覚えている最中です、そのうちに食事や掃除ゴミ出しも覚えねばと頑張っております。


 そんなレイ様ですが一度ドレスを着て亡命者として一旦は王宮に行ったのですがそこであったことを語ろうとはしませんでした。


 ただそれほど落ち込むこともなく、何だかんだ子供たちの長女を気取って楽しんでいるようなのでそれは良かったと思っています。


 特にめーちゃんは年の近いお姉さん代わりができて嬉しいようでレイ様に甘えてドレスを着てみたり、王宮での生活について聞いたりしています。


 どうやら白馬に乗った王子様に憧れるお年頃のようです、すぐそこに元王子様がいるんですけどと言ってみたところあれはやーと言っておりました。


 そんなジーク様ですがやることも無い上に気軽に外出もできず身体を持て余しているようです、おまけにリース様が来ると毎回睨みつけられて王宮に顔を出せと責められておりちょっとかわいそうでもあります……まあ自業自得ですから放っておきます。

 

 双子は自由奔放に育っております、周りにいくらでも甘やかしてくれる大人も子供もいるから本当に楽しそうです。


 ただ最近は自分たちが異種族であることに少しづつ意識してきてるみたいで、外に出かけるときなどは自らフードを被る様になりました。


 成長と言えば成長ですがこの年から周りへの配慮を覚えさせる羽目になるのは心苦しい限りです、この子たちの異種族問題もまたいずれ考えなければいけない問題でしょうが今は置いておくしかありません。


 後は生活費についてですが、クー様はかなり忙しそうに働いており相応の給金を頂いていることと前に僕が残したお金を使わずに残しておいてくれたので一年ぐらいなら遊んでいても全然持ちそうです。


 本来なら僕も仕事に出たほうが良いのでしょうが、今はお金を稼ぐよりお姉さんの対策のほうが重要ですし……魔術師様が僕から離れようとしないので止めておきました。


 あの日から一緒にいる時間はずっと手をつないでおります、離すのはトイレとお風呂ぐらいじゃないでしょうか。


 全く不便だとかが気にならないのは、それだけ僕が魔術師様に惚れている証拠ですね。


 まあ僕らの生活はそんなところにしておいて、さて肝心のお姉さん対策について書いていきます。


 あれからほぼ毎日クー様の居間に集まって話し合っておりますが、正直打つ手がないという結論しか出ないでいました。

 

 何せ武器がそろっていた魔術師様とジーク様の二人掛かりで手も足も出ていないのです、仮にそこにリース様と兵士達が加わったところで焼け石に水でしょう。


 そして今はその武器すらありません、魔術師様の杖は威力にはそこまでかかわっていなかったからともかくジーク様の剣は確実に戦力ダウンにつながってしまいます。


 魔法の装備は先に鍛冶屋が現物を作りそこに後からマナの効果を付加するのですが、この国には鍛冶師も少なくまたマナの効果を付加できる職人は一人しかいないというのです。

 

 その一人もこの王国に昔から伝わる槍と鎧の加工しかできないようで、その効果もお互いに干渉し合わない程度の効果しかないのです。


 昔は自在にマナの効果を付加できる職人がありふれていたらしいですが、今では一部の限られた場所にしかおらず魔法の武器はかなりレアな存在になってしまっているようです。


 特に至宝というだけありジーク様の剣は本当に名品中の名品だったようです、それをへし折って捨ててきたと聞いたリース様は笑顔で兄を見つめましたが額には血管が浮かんでいました。


 まあ僕らを守るためだと知ってそれなら仕方がないと納得はしてくださいましたが、それはともかくせめて代用品が欲しいとぼやくジーク様を見てレイ様はそうじゃと手を打ったのです。


 どうしたのか聞いてみると帝国の地下にも伝説の武器が隠してあるというのでした。


 冷静に考えてみれば確かに帝国ほどの巨大な国なら至宝があってもおかしくありません。


 しかしドラゴンにやられた以上なくなっている可能性もあるのではと魔術師様が疑問を口にすると、そこは王族にしか伝わってない場所で開け方を知っているのも皇帝だった父と自分だけだと言います。


 何よりドラゴンが暴れたあの日、彼女はそこに隠れていて難を逃れられたほどに頑丈な場所だから崩壊して埋まってもいないはずだと言いました。


 ただ魔法陣の描かれた祭壇に突き刺さっていてそれを引き抜く必要がある、わらわも何度か挑戦したが一度も成功しておらぬと言って話は締めくくられました。


 ジーク様が宝物庫に転がってたうちよりしっかりしてるわと口にしてリース様に殴られましたのはともかく、一応至宝というだけあって効果は期待できそうですが帝国まで引き抜きに行くのは時間がかかります。


 何より僕たちが剣を引き抜けるかもわかりませんし、道中で呪死行軍がうろついている可能性も十分あります。


 とはいえレイ様は国境付近にある秘密の隠し通路が王宮内につながっていると言います、恐らくは自分の護衛兵もそれを使って国境で強盗をしていたのだろうと。


 ここからレイ様の帝国までは馬車で半月、単騎の早馬ならもう少し早くて十日ほど、魔術師様が飛行呪文で大地スレスレを全力で移動すれば五日ほどです。


 さらに障害物のない隠し通路を通るならもう二日は早く着くとして、魔術師様なら魔力の補給手段さえあれば六日で往復できる計算になります。


 少しの間悩みましたが結局何も進展がない以上、できることがあるならやろうという結論に至りました。


 後は誰が行くかです、魔法を使う魔術師様と道案内役のレイ様は当然として連れていけるのはあと一人だけです。


 安全を考えれば実力者のジーク様が行くべきでしょう、だけど気が付けば僕が志願していました。


 冷静な判断からではなく魔術師様と離れたくないという情けない動機でした、だけど魔術師様は笑って当然だと言うのでした。


 そして僕たちは特に魔力が回復できる薬品を大量に詰め込んだマジカルバックを持って、帝国へ向かいました。


 片道三日の計算での強行軍は想定通り上手くいき、僕たちは隠し通路を通り王宮だった跡地へとたどり着きました。


 レイ様はすぐに地下の隠し部屋に僕たちを案内しました、牢獄の一角にある天井からぶら下がる手錠だとか地面にくっついている鎖だとかを引っ張ったり回したりしていると確かに奥の壁が開いて隠し部屋が現れました。


 そしてその先に進んだところに四角く整地された部屋があり、魔法陣が展開された上に確かに一本の剣が突き刺さっておりました。


 ロングソードとでも表現すればいいのでしょうか、両刃で細身の剣で魔術師様の腰上ぐらいまでの長さがあります。


 レイ様はたたっと駆け寄ると手を添えて引き抜こうとして見せますが、少し揺れはするのですが確かに持ち上がる気配はありません。


 魔術師様は床の魔法陣を興味深く観察していました、こんな精巧で異質な魔法陣は見たことがないと言うのです。


 だから効果も分からないがと言いながら、魔術師様も剣に手をかけ引き抜こうとして見ましたが全く微動だにしませんでした。


 おかしいなと呟きながら身体強化の魔法を使いもう一度チャレンジしますが、今度も微動だにしません。


 レイ様も協力しますがピクリとも動きません、最初にレイ様が抜こうとしたときは僅かに揺れるぐらいはしたのですが。


 僕も協力して三人で抜こうとしましたが、まるで大地に吸い付けられているかのように欠片も動かないのです。


 一旦手を放してこれではどうしようもないと魔術師様は何か手掛かりがないかとレイ様に尋ねます。


 レイ様は少し悩んであるいは父上なら何か知っていたかもしれないと呟き、父親の部屋へと僕らを案内しました。


 そこは瓦礫の山が積もっていてこのままではとても探せる状態ではありません、魔術師様は瓦礫を壊してもいいかとレイ様に尋ねます。


 廃墟と化しているとはいえここはレイ様の住処でした、やはり思い出があるのでしょう少し痛まし気な顔をしましたが壊しても構わぬと許可を頂き魔術師様は瓦礫を風化させる魔法を使い飛ばしていきます。


 そのうちに瓦礫の下から人の骸骨が出てきました、僕は咄嗟にレイ様の目を塞ごうとしましたが彼女は先に駆け寄ると跪いて涙を零すのでした。


 恐らく父親なのでしょう、流石に痛ましい限りで埋葬しようと魔術師様が周りの土を掘ろうと辺りを検査した時でした。


 不意に何かに気づいたように壊れたベッドをどけて床を叩き始めました、すると一か所だけ妙な音がする所があったのです。


 そこを何とかこじ開けると日記のようなものが出てきたのです。


 僕らは顔を見合わせましたがとりあえず一旦置いておき、レイ様の父親を埋葬することにしました。


 レイ様は最後まで泣いていましたが、僕たちが日記を手に持っているのに気づくと無言でうなづいてくれました。


 パラパラとページをめくっていきますと、領土拡大にかける熱意や狂気とも言える走り書きが大量にあり眩暈がしました。


 どこもかしこにも権力に対する執着ばかりで領土拡大の為に何でもしようという欲塗れの異種族弾圧日記でした。


 レイ様はすまぬと謝りますが、魔術師様はもう気にしていない気にしてる場合でもないと言って頭を撫でてあげました。


 さらに読み進めていくとふとレイ様に言及している部分がありました、そこには何故男でないのかと至宝を抜けないことへの文句が書きつられていました。


 レイ様は顔色が蒼白になりますが魔術師様を真似て気丈に気にしてない、気にしてる場合ではないと魔法のようにつぶやきます。


 それでも我慢して読み進めていくと、驚くことに何と他の異種族共が隠しているはずの至宝も一つしか見つからないという記述とそれをいつでも使えるよう玉座に隠したという文章が出てきたのです。


 考えてみれば異種族の里を侵略していたのですからそこに伝わる至宝を探さないわけがないのです。


 となると前にリース様と戦った獣人の里にもあったのではないかという疑問も浮かびましたが、とりあえず日記に集中しました。


 しかし日記で気になるところはそれぐらいでした、一応形見ということでレイ様に渡すと僕たちは早速瓦礫に埋まった玉座へと向かいました。


 先ほどと同じように瓦礫を壊し玉座の周りを探した結果あっさりと僕たちは異種族が秘匿していたであろう至宝を手に入れました、前のジーク様の剣より縦にも横にも一回りほどデカく黒光りする剣でした。


 持ち上げるのも一苦労な重量がありしかも前のジーク様の剣と違い魔力で軽減することができないので、これでは女子供が使うには厳しいでしょう。


 しかも肝心の効果ですがどうやら一定以上の速度で振り回すことで効果を発揮するもので非力な僕たちには検証することすらできませんでした。


 それでもとりあえずこれを僕の背中に括り付けて持ち歩くことにしました、そして最後にもう一度地下の剣に挑んでから帰ることにしました。


 魔法陣の間に戻った魔術師様はもう一度引き抜けるか試しましたがやはりピクリともせず、早々に諦めて魔法陣の観察に移りました。


 レイ様は一生懸命引き抜こうとしてみます、すると願いが通じたのかまた少しだけ揺れ動くようになりましたが結局抜けることはありませんでした。

 

 僕は背中の剣が重くてどうしようもなかったのですが、帰る前におぬしも試してみよとレイ様に言われ渋々手に取り引き抜いてみました。


 スポンとあっさり剣が抜けました、余りにも抵抗がなかったせいで僕はバランスを崩して倒れてしまうほどでした。


 魔術師様とレイ様がぽかんとまぬけ面で僕を見つめていましたが、少し遅れてでかしたと称賛を受けました。


 さて肝心の効果ですがマナのない僕ですら羽のような軽さに感じられ自在に振り回せるのです、魔力の塊のような魔術師様が持てばどうなるのかとドキドキしながら渡すとずるっと地面に落としてしまわれました。


 どうしたのか尋ねるとこんな重いものどうやって持っていたのだと逆に尋ねられます、あんなに軽いのに何を言ってるのかと思えばレイ様も拾おうとして、少しだけ持ち上げただけでギブアップしてしまいました。


 改めて僕が持ってみると非常に軽いのです、これはどうなっているのかと魔術師様に尋ねても首をひねるばかりです。

 

 まあどちらにしてもこのままここにいても仕方ありませんから僕たちは魔術師様にくっつき飛行呪文を唱えてもらい空を飛んで……行くことができませんでした。


 魔術師様が驚いた様子でもう一度呪文を口にしますが魔法はまるで発動しません、魔術師様曰くマナが強引に奪われて発散されていく感触がするというのです。


 もしやと思い僕が身体を離すと当たり前のように魔術師様とレイ様が浮かび上がります、今手に入れたばかりの剣をおいて捕まってみてもやはり空に浮かんでいます。


 どうやらこの剣は持ち主以外の触れている相手の魔法を強引に吸い上げて発散してしまうものなのでした。


 しかし装備している人間のマナを吸い上げないように柄に色々と施した結果、副作用として装備している人間のマナの総量に応じて重量が増す仕様になってしまったのだと推測しました。


 そりゃあ魔術師様が触れば微動だにしないわけです、そしてマナが少ない成長途中のレイ様の時は少し揺れたのも納得です。

 

 この世界において魔法は基本的概念であり、それを一方的に無効化できるとなれば確かに一国の至宝として十分すぎる一品でした。


 僕たちはそれをマジカルバックに押し込んで帰宅することにしました、背中の剣は大きすぎて入らなかったので渋々持ち運ぶことになりました。


 余りに重すぎて帰宅にもう一日かかってしまいましたが、僕たちは無事に戻ってこれたのです。


 そして僕たちは改めて持ち帰った至宝の効果を試してみることにしました。


 まずジーク様が黒剣を持ち上げて振るってみます、するとジーク様の身体が僅かに煌めき始めました。


 ほうと呟いてさらに振り回しますとどんどんジーク様の動きが早くなっていきます、そして最後に地面にたたきつけると王国中が揺れるほどの振動が発生しました。


 リース様がやりすぎだと咎めますとすまんと謝りながらもこいつはすごいと気に入った表情で抱きかかえるのでした。


 どうやら振り回すことで体内のマナを循環させて無限に身体強化していくという代物だそうです、だから使えば使うほど力強く素早く動けて剣自体もどんどん硬度を増していくようなのです。


 ただ重量の問題もありどうしても初速は遅いことと、少しでも動きを止めると水が流れ出るように効果が発散してしまうようで今までとは違う戦い方が求められそうです。

 

 ちなみに一応リース様も効果の発動はできましたが最初のうちが隙だらけすぎてとても実戦には使えないレベルでした、実質ジーク様専用ですね。


 そして次に細身のロングソードを試すことにしました、これは僕以外持つこともできなかったのですが何故か魔術師様はあの部屋にいた時よりもう少しだけ持ち上げることができておりましてしきりに不思議がっておりました。


 それはともかく早速試すべく剣の先端を申し訳ないのですが魔術師様の身体に少しだけ刺してみました。

 

 当然その時点で魔法は一切使えなくなり、慌てて抜いて治療してから今度はジーク様の身体に刺してその状態で掛けられた回復魔法が効果を発揮するか試してみましたがこれもまた一切効果を発揮しませんでした。


 最後に魔法をぶつけてみようとなって魔術師様が遅めに放った火の玉に刃をぶつけると、まるで霧のように薄まり一瞬で消滅してしまいました。


 調子に乗った魔術師様はさらに強い魔法をバンバンぶつけてきましたが、全て刃にぶつかると一瞬で消滅してしまうのです。


 過信は出来ませんが少なくとも魔術師様レベルの魔法を一瞬で無力化できるこの剣はお姉さんに対してきわめて有効であると思われます。


 あとは呪死行軍の呪いも無効化できるのではということも考えられましたが下手に信じては駄目だった場合のリスクが大きすぎます。


 だから魔術師様に絶対に試そうとするなと約束させられました、ですので基本的にできないものと考えておくことにしました。


 至宝の効果も分かりました、僕たちは改めてどう戦うのか考えることにしました。


 第一プランとして僕が訓練して剣をお姉さんに正面から突き刺して無力化したところを退治する案。


 第二プランとしてジーク様があの剣で立ち回っている間に隙を見て僕の剣を刺して無力化したところを退治する案。


 どちらも同じことですね、要するに今の時点では僕だけが使える剣で魔法を無力化する以外勝ち目がないという結論に達しました。


 最もあれほどの桁違いの魔力を本当に無力化できるのならですが。


 何せドラゴンの咆哮にすら耐え切るほどの魔力ですから、この剣のほうが持たずに崩壊する可能性も十分あるのです。


 だけど理論上とは言え勝てる可能性が見いだせたのは大きいです、このわずかな光明を生かせればいいのですが。


 説明ばかりになってすみませんでした、次回までにもっといいニュースがあるといいのですが……では失礼いたします。

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