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SF作品

繁殖


ズキズキと痛む頭を押さえながら目を開く。


「此処何処だ?」


見覚えの無い薄暗い部屋の中に俺は横たわっていた。


身体を起こし周りを見渡す。


俺を含め学生服とセーラー服を着た奴らが10人、横たわっていたり身体を起こし周りを見渡していたりしている。


全員が目を覚まし身体を起こした時、一方の壁の一部が明るくなり映像が映し出された。


それに注目する。


映し出されたのは気味の悪い昆虫のような生き物でそいつが喋った。


「オマエタチノヨウタイハタカクウレル、ソコデハンショクシロ」


「繁殖? どういう事だ?」


「ふざけるな!」


部屋のあちこちから疑問の声や罵声が飛ぶ。


「ドウイウコトダッテ?

ソコデSEXスレバヨイノダ。


オストメスガハンブンズツイルノダカラ、ツガイガ5ツデキルダロウ。


SEXシタクナルヨウニ、ビヤクイリノガスヲプレゼントシヨウ。


ガンバッテヨウタイヲタクサンツクッテクレ」


映像が消え壁からガスが噴き出す。


ガスから遠ざかろうとしたけどガスは直ぐに部屋中に広がった。


ガスを嗅ぐと息子が痛い程起立する。


我慢できねー!


ズボンを脱ぎ捨て自家発電を始める。


周りの奴らもズボンを脱いだりスカートを捲り上げたりして自家発電を始めた。


あの昆虫野郎、雌雄を服装だけで判断して連れて来たに違いない。


俺達が通っている男子校には校則違反者にセーラー服を着せて辱しめる罰があり、此処にいるセーラー服を着ている奴ら全員罰を受けている最中の男だからだ。




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[一言] セルフバーニング! かわいそー!
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