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異世界老人  作者: 初投稿じゃ
7/7

父の奇妙な経験

今回短目

エーテル…数年前に俺が見つけ出した色々な可能性を秘めた粒子だ。

この星の至る所に存在し、色々な事象に関与・作用している。

…この物質を発見した時は科学がひっくり返る衝撃と同時に、使い方次第で起こり得る恐怖に襲われたね、軍事利用なんてされたら…

だから隠しておきたかったが…運悪く国家プロジェクトだった訳だ。

あの日、俺は家族と後輩を逃す為に嘘をついた…いや、もちろん逃げ切るつもりでは有ったが、戦闘未経験の俺にはいくらバトルスーツを展開出来ても勝てやしない。

結論から言おう、俺は軍に捕まり軟禁状態で研究させられている。

バトルスーツを完成させれば開放するとか言っておきながら、俺は死亡扱いされている様だからまぁ嘘だろう、え?俺が使ってた奴?武装無しの張りぼてに何か出来ると思うか?防御力はかなりあるけど。


(ワタシが力不足なばかりに)


いやいや、バトルスーツって名目だけど作った当時は工事現場の保護具が目的だから


(プロトタイプのワタシはそう言うコンセプトでしたか)


工事現場にバズーカもマシンガンも要らないだろう?


(工具一式は欲しかったですね)


デザイン仮組み状態だったんだよ、出れたら実装してやるさ


(…不思議なのですが、ワタシやエルフに感情AIを搭載したのは何故です?)


メカと対話って、カッコイイじゃん?


(あ、エルフが再起動した様ですね)


聞いといてスルーって…


(メッセージが来ています、読み上げます)


「義理の娘を名乗るエーテルを精製出来る少女がお迎えに向かうそうです、バリアを展開して身を守って下さい」


…は?どういう…


俺が言葉を言い切る前に軍事施設を凄まじい揺れが襲った。

咄嗟にバリアを最大出力で展開して難を逃れたが…

…軍事施設はガレキすら残らず、クレーターと化していた。


「お父さま、お迎えに上がりました!」


そして、俺の前に少々が現れてこう言ったのだ。

死者は一人も出てません。

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