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ガチレズ教師が吸血鬼になったら。  作者: 猫又二丁目
第4章 クエスト~ヴァルバナの宝花の採取~編
28/29

※アルヴァ目線~白い怪物

期間空きすぎでごめんなさい。ほんとにマイペースに進めていきます。お待たせして申し訳ありません( . .)"

今回短いです。次話投稿は来週あたりか、それよりもっとか、ちょっと分かりませんが来週辺りに休みが入るので早めに投稿出来ればいいなと思います。

長く期間が空いたのにも関わらずブックマークを外さずにいてくれたり、お気に入りユーザーに入れていて下さってありがとうございます。頑張るんば

「...これは...。お父様に言うべきなのか...。」


目の前の極秘資料を見ながら私は生唾を飲んだ。


「多分これなんだよねぇ。」


資料をスリ、と指でなぞって項垂れる。

涼香に言われた情報だけではアレとやらは見つけられないだろうなぁと思っていたけれど...。


お父様に資料空間に通して貰い、最初に手に取った資料。レッドゾーンと言われる極秘資料達の中にあったもの、過去に天界を震撼させる大事件の犯人や存在しないのに存在してしまったものなどがあった。いわゆるゲームで言う“バグ”と言われるものだ。そのバグが、多分、いや、ほぼ確定で起こっているのかもしれない。


私の指が触れる資料には笑う白い化け物。


過去に地上には、カグルト山と言われる山があったらしい。少し高い、何の変哲もないただの山。その山に突然死人の命を蘇らせると言われている実が出来たと噂がたった。その実をどうにか採るために幾人もの人間がその山を登ったらしい。


でもその山に登った人間は消えてしまったそう。


その謎を解明すべく、天使の2人がその山を見に行ったらしい。だが何も無かった。そう、噂の実すらも、何も無かった。

どういう事かと首を傾げた天使2人。

そこに1人の貧相な体をした男が登ってきた。その頃にはもう既に山に登った物は死ぬとされておりカグルト山になんて登る馬鹿はいなかった。それなのに必死の形相で登る男はきっと誰かを生き返らせたいのだろう。


頂上に足を踏み入れた途端にその白い化け物がにたりと笑い男の前に座った。

だが男は見えていないのだろう、何も無い頂上で酷く項垂れた。

『どうして…』

白い化け物は男を殺めた。


その化け物の噂が飛び交う同時期に、1人の天使が魔界と通じあっていたようだった。神に仕える身でありながら悪魔と恋に落ちたそう。人を殺し憎悪を吸収した化け物を使って2人で遊んでいたそう。


判明したわけは、羽のくすんだ天使がいたからだそう。堕ちたのだ。

天使と悪魔は互いに干渉し合わないようにと契りを結んだのに、その契りを破った事で処罰を受けた。


だが、問題はここからだった。魔界も、天界もどちらもその化け物を知らなかったのだ。始めは魔界が惚けているのかと思ったが違った。結局魔界と天界が一時的に手を組み、化け物の浄化に成功したそう。


「化け物は現世の人間だった…ね。」


後を辿ると、その化け物は事件を起こした悪魔の母だった。愛とは怖いものだ、どこにでも変形していく。悪魔や天使は願うと物事を叶えることが出来る。きっとその悪魔は母が戻ってきて欲しいと願ったのだろう。そして、化け物となった母は悲しくも人を殺める殺人兵器になってしまった。


「どういう感情で見ていたんだろう…。」



「あー、どうしましょう、きっと私のせいね。」



「っ……!!?」

突然首元にあたる冷たい感触と、耳元で囁かれる声に体を跳ねさせた。


「なぁんて。私ならこんな感情かなぁ。」

そう言ってニッコリ笑うリディ姉さんがいた。



「…あ、はは。びっくりするじゃんか…。」

正直ゾッとした。タイミングが良すぎないか。


「ふふ、」

私がそう言うと、リディ姉さんは目を細めて笑う。


「リディ姉さ...」


「ねぇアルちゃん。」

リディ姉さんは私の言葉を遮り、私を見据えた。普段私の言う事を遮ることなんて無かったのに。


聞こうとした。もしかしてなにか関係があるの、とか、自分でもなんて言おうとしたのか分かんないけど。心臓がバクバクと波打ってる。嫌な予感がするの。


「な、なに...?へへ...。」

どんな顔をすればいいのか分からなくてとりあえず笑おうとしたけど、上手く口角が上がらない。



かくん、と首を曲げてリディ姉さんはフラリと笑った。




「ちょっと、ゲームしよっかぁ。」





( ¨̮ )フンヌッ…!!

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― 新着の感想 ―
[一言] あぁ… 話の内容が暗すぎて新しい世界への扉が開きそうです… (褒めてます)
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