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男とお店の雰囲気

なかなか考えるの難しいですね。

不定期ですが投稿していきたいです。


「そうだねぇ。今の状況や話を聞いた感じだと...シュウは別の世界の人間なんだろうね。魔法も使える世界なんだから召喚(しょうかん)魔法もあるからね。」


「そうですよね。やっぱりそれに行き着いてしまいます。」


「わしもベルと同じ意見じゃな。人と近い所で気が付けたのが何よりじゃしな。」


「にゃー」


「ちょっ、ちょっと。お祖父(じい)ちゃんもお祖母(ばあ)ちゃんもお話ししてないでお客さんの対応してよ?!並んでるんだから。」


行く所も無い俺をベルさんがお店に招待してくれてた。

お店に着くまでにベルさんの魔法も見てしまった。

そして街中には色々な種族(しゅぞく)が居て(にぎ)わっていて、ここが異世界なんだって実感させられてた所に体の大きなお爺さんが俺を歓迎してくれた。


「この街では見ない顔じゃな、わしはアルフレッドじゃ。知り合いからはアルって言われとるからそれで呼んでくれい。」


(...お祖父さん?...デカッ?!180㎝ある俺より背が高い?!俺もそんなに高くないけど、お爺さん体鍛えてるのか筋肉凄いし。)

お店に(まね)かれた俺にベルさんの夫アルさんが右手を出して挨拶をしてきた。最初の一瞬は見ない顔の俺を警戒したみたいだが、自然と笑顔が出てきて豪快(ごうかい)そうなお爺さんでした。


「アルさんですね、俺は秀介(シュウスケ)って名前なんでシュウって呼んで下さい。よろしくお願いします。」


アルさんが出してきた右手を握り、握手をして挨拶を交わしていた時に奥の方から女性の声が聞こえてきた。


「いらっしゃいませ。ロギンさん、いつもありがとうございます。今日はこちらの商品ですね...」


声がした方を見てみるとカウンターの中で常連(じょうれん)らしいお客様を対応している女性店員が見えた。女性店員は金色の髪を頭の後ろで1つに(まと)めていて笑顔でお客様対応していて、このお店は良い印象だなって感じていた。

(こんなお店なら楽しく仕事出来そうなのにな...)

実際...日本に居た時は仕事の日は残業で長時間労働、上司からのパワーハラスメント、お客様からの苦情(くじょう)も多かった。

この世界で起きる前の夜もお酒に飲まれて酔っぱらって寝てしまっている。それだけ日本での仕事が自分へのストレスだったって感じてしまっている。

(もしかしたらストレスだったから異世界に来ちゃったのかもね。)

異世界に来てしまったなんて考えていると女性店員の接客が終わったみたいだ。


「ありがとうございます。また来てくださいね。」


お客様をお見送りした女性店員が1つに纏めた金色の髪を揺らしながら、ベルさんとアルさんと共に座っているテーブルに近付いてくる。


「お祖父ちゃんもお祖母ちゃんも手伝ってよ。お祖母ちゃんなんてミリーと外に逃げてたし」


「だ...だってサラちゃん、ミリーちゃんがお散歩に行きたいって...」


女性店員にジーっと見られるベルさん。

ベルさん会話から出てきた情報を今の状況にあてると...

孫サラさんにジト目で見られて、ちょっと焦ってるお祖母ちゃん。


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