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新人社畜社員の俺はコーヒーが飲めません!

作者: 鈴夜たね
掲載日:2026/04/15

俺は小豆水斗(あずきみずと)24歳。


初日から残業を確定させた新入社畜社員だ。

俺は最近会社に入って困っていることがある。


ん?

それは社畜だから当然じゃないかって?


違う。

だったら、アニメやラノベみたいな可愛い理想の社員ちゃんとエンカウントできないこと?


それも全く持って違う!


もちろん全否定というのは噓になるが、俺は社会人になってどうしても理解できないことがある。



――それは、何故か休憩や仕事中に運ばれるのが【水】じゃなくて【コーヒー】だからだ!



大人=コーヒーという概念は、どこでも一緒だということ。

学生でも好んで飲むやつもいるが、俺は昔からコーヒーはどうも苦手なんだ。


だから先輩とかが気を遣ってコーヒーを渡してきた時、俺は殺意とともに罪悪感が生まれるのだ。

『ありがとうございます~』なんて媚びるように言うが、心の中では『ふざけんな』と思っている。


だったら正直に言うべきだ?

バカめ、ここは学校と違って会社だぞ。


駄々こねたくても、全部飲み込むのが大人の仕事だ。

それにせっかく淹れてくれたコーヒーに『俺、苦手なんで申し訳ないです』なんて言えるわけねぇだろうが!


気まずすぎるってもんだぜ……。

最悪の場合、腹いせでいじめられたり……なんて想像したら背筋が凍る。


一応、毎日水筒を持参して如何にも『お茶飲んでます』風に見せても、効果はないんだ。


おそらくこういう気持ちは、俺だけだ。

共感も同情もいらないさ。


ただ俺は願う。

いつかコーヒーの文化を脱却し、春夏秋冬【水】を出す文化に変わりますように。


そしていつか仕事に余裕が生まれて——自分から【水】を配れる健気な社員になれますように!

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― 新着の感想 ―
私はコーヒーが好物なのですが、苦手な人がいるというのも分かります。 たとえばお酒は世の中の風潮がだいぶ「断れる」方向に動いてきたと感じますが、コーヒーはまだちょっと言いにくい部分があるかもしれませんね…
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