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#8 実験

「今日は〜錬金術の〜実験だ〜!」


そんなことをつぶやきながら、錬金術の準備を進める。

用意した素材は「高純度魔鉱石」「抽出された夜光草」「抽出された冥界草」「高純度魔力水」「高純度魔石」「ミスリルインゴット」「アダマンタイトインゴット」「メテオライトインゴット」

魔鉱石と魔石の違いは、魔鉱石が自然に取れる鉱石であるのに対し魔石は魔物の心臓のようなものであるということだ。その他インゴット類は冥境大樹林で掘ってきた。

あそこは人がいないから取りやすいんだよな


「本日作るのは〜ポーションと剣で〜す」


そして、なぜ俺がこんなにハイテンションなのか...それは、「錯乱草」という花のせいであ〜る

錯乱草は、臭いを嗅ぐと錯乱...といっても人によって効果は変化するようだが、俺の場合はハイテンションになるようだ


「うっ!はぁ、錯乱草怖いな」


効果が切れたようだ


「とりあえずポーション作りからだな」


夜光草から得られる効果は回復効果だ。だが、通常の回復ポーションはただの薬草を水で煮詰めて作るが、夜光草を高純度魔力水に溶かして煮詰めることで回復効果が通常の約5倍と破格の性能なのだ。


「よし、夜光ポーション完成と。次は冥界ポーションかな」


そして、夜光ポーションと呼ばれることがある。冥界ポーションは、強力な状態異常回復薬だ。通常の状態異常回復薬は、普通だと回復薬にハチミツ、カエントカゲの尻尾、毒消し草などを混ぜて作るが、冥界草で作る場合は魔力水に混ぜるだけで、普通のポーションでは治せないような猛毒も治すことができるようになる。


「最後に剣か」


今回は、剣の素材として「ミスリル」「アダマンタイト」「メテオライト」の3種類の金属の合金を使う。

ミスリルは、鋼鉄よりも固くて軽いがその分剣での打ち合いに弱い。

アダマンタイトは、鋼鉄よりも固く重い。ソードブレイカーなどによく使われる傾向がある。

メテオライトはすべての中間に立っているような素材で、鋼鉄よりも固くちょうどいい重さで様々なことに使われる。

つまり、速度を取るならミスリル、攻撃力を取るならアダマンタイト、バランスを取るならメテオライトということだ。


「錬金術師は、錬金術で形を変えて剣にしていくのが定石だが!俺はちゃんと鍛造するぞ!」


──────────────────────────────────────


カン カン カン

工房の中に金属を叩く音が響き渡る。実は、剣を作るために今日だけ工房を借りたのだ。


熱い空気が工房の中に充満しており、俺は汗だくであった。


まずそもそも、あの金属自体を溶かすことが難しかった。なんせ、レア鉱石だぞ?耐熱性だって高いはずだし。だれだよ、鍛造で作るとか言い始めたのは!.......俺か..

まぁ、そんなことは置いといて、そろそろ完成だ


「ふぅ、できた!最高傑作...というか初めて作った剣として名前をつけるか」


どうしよう、安直に合金剣とか?ダサいな。

いや、大学で言語について研究していた俺ならかっこいい名前が思いつくはずだ!

う〜ん....合金剣をドイツ語にするとシュヴェルト・アウス・レギールングだから...


「決めた!『シュベルト・アウス』にしよう!」


ん?レギールングはどこに行ったかって?だs...じゃなくて、更にかっこよくするために少し変えただけだよ。うん。


そんなこんなで、完成した剣の試し切りに冥境大樹林に行ったら.....

まさかの、ケルベロスに遭遇!?


「なんで...なんでこうなるんだよ!」

「グルルルルルル」

「こっわ、これは夢に出てくる」


ケルベロスの3つの顔が全て俺に牙を向いて威嚇している。

戦闘が始まり、爪で引っ掻き、牙で噛み砕こうとしてくる。

すべての攻撃を避けて反撃を繰り出すも、素早い動きで回避されてしまう。


「ガルルルルル、グアアア!」


咆哮が聞こえた時、眼の前が赤く光る。ケルベロスの真ん中の頭が火を吹いていた


「森の中で火!?やばいだろそれ、」


火を消そうとするが、一向に消える気配がない。

そこに、ケルベロスが噛みつきに来る。


グサリ


ケルベロスの牙が足に突き刺さり、激しい痛みがハルトを襲う


「ぐっ!でもな、そんなんで怯むと思うなよ!」

「グア?」


俺は、噛みついてきたの右の首にシュベルト・アウスを突き立てた。


「グアアアァァアアァア!」


ケルベロスの断末魔が聞こえるも、残り2つの首がこちらを睨む


(ものすごい威圧感だな...)

「でも....こんなところで逃げてたら、かっこわりぃだろ!」


俺は噛まれた足を、ポーションで治す。

傷は治ったが足を踏み出すたびに、嫌な感覚が残っている。


歩くのは無理だと悟って、ケルベロスの足元に滑り込んで足の腱を斬る

ケルベロスが怯んだところで、左の首を切り落とす。


すると、残りの真ん中の首が激昂し、ハルトの周りを火炎が覆う。


「あっつ!あついあつい!くっそ...うお!」


何故か、真ん中の首だけになった瞬間から、動きが良くなった気がする。


「なんだ?邪魔する別の首がいなくなって動きやすいか?」

「グルルルア!」



速い!

俺の退路を無くすように火を吹いて、突っ込んでくる。

眼の前にケルベロスの顔が迫り、本能的に後退してしまう。

それを狙っていたかのように、ケルベロスは爪を振りかぶり気づいたときには、腕が取れかけていた。

痛みで、剣を落としそうになったがなんとか持ちこたえた。


「ぐあぁぁ!はぁ、はぁ...でもな、夜光ポーションは部位欠損すら治せるんだよ!」


腕に夜光ポーションをかけるとみるみるうちに傷が治っていく。


俺が剣を振れなくなったと思い、油断しているケルベロスに無慈悲にも剣が突き刺さる。


「グ....ア.....」


バタン


「はぁ、はぁ、疲れたぁ!速く解体しないと」


解体で手に入れた素材は「高純度魔石」「ケルベロスの爪」「ケルベロスの牙」「ケルベロスの毛皮」だ。

いい感じだな。まぁ、剣の切れ味と耐久性は問題無いし、これでいいか


<個体名:ハルトのレベルが7上昇しました。>


「おお!めっちゃ上がった!」


でも.....今日はちょっと疲れたな。

速く宿に戻って寝たい。

戦闘シーンを書くのに熱中してたら文字数が結構多くなってしまいました。

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