#4 光魔術の真価
「うーん、なんか寝れない」
俺は夜から寝て起きてを繰り返していた。
「せっかくだし、錬金術の練習でもしようかな。とりあえず、ポーション作るか」
俺は1〜2分で3本分のポーションを作れるくらいには、錬金術の腕が上達した。
「でもな〜ポーションづくりだけだと面白みがないしな〜」
もう一度布団に入りながら考えた。
これ、光に質量付与したらどうなるんだろう?
大学に入ってからもろくに物理の勉強をしてなかった俺でもわかる。これは、できない。というか、やってはいけない部類に入るのではないだろうか。
でも、なぜだろうか?今ならできる。異世界で生き残るためには..時に禁忌だって利用してやる!
「やってみるか.......」
どうなるんだ....?
俺は初級光魔術「ライト」を発動し、その光に質量を付与した。
「ぐっ...消費が激しい..魔力がどんどん吸われていく....」
質量付与のために魔力を流し続けることおよそ5分
「はぁ、はぁ、これが光に質量を与えたものか?」
そこには、白いオーブのような物があった。
「意外と重いな、ん?なんか魔力が少し吸われていくな」
そう思った次の瞬間
カッ!と眼の前が白く光った
「このオーブが光を発しているのか?」
これは......電球のようなものに使えそうだな。魔力を流すと光る、もう一度流せば光らなくなる。
これは....革命きたんじゃね!?
「明日の朝、商人ギルドに持っていってみよう」
商人ギルドとは、冒険者ギルドの商人バージョンのことである。
これを持っていって、その価値を調べてもらうのだ
魔力切れのせいかわからないけどこの日は疲れてすぐに眠りについてしまった。
そして翌朝、寝坊した........
「寝坊したああああぁぁああ!?ヤバいヤバい、速く準備しないと!」
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「はぁ、はぁ、ついたぞ商人ギルド。とりあえず、中入るか」
俺は、扉を開けて中に入り、受付に向かった。
「すみません、あの鑑定と査定をしてほしいんですけど」
ここで言う「鑑定」というのはそのモノの価値を調べるということだ
「はい、鑑定士の方をお呼びいたしますので少々お待ち下さい」
「わかりました」
数分後、少女がやってきた。
「えっと、あなたは?」
「む?私?」
「え?あ、はい。」
「私は、このギルドの鑑定士の『コルク』だ!」
「な、なるほど」
元気だな、すっごい元気だ。
「して、何を鑑定してほしいの?」
「これです。」
俺は昨夜の白いオーブを取り出した。
「これは?」
「えっと、魔力を通すと光るものです。」
「ん?ふん!おぉ、本当だ光る!」
「もう一回流すと光らなくなります。」
「むん!ホントだ!すごいすごい!これ、どこで手にいれたの?」
(動きが見た目相応だな)
「えっと、自分で作りました。」
「錬金術師のひと?なぁるほぉどね、これは久しぶりの大物がきたね。端的に言うと、これすごい価値になると思うよ?貴族の人たちからは特に引っ張りだこになるだろうね。火事も起きなくなるし、楽だしね。ところで、これどこで手に入れたの?」
「い、いや旅の途中でちょっと...」
「ふーん、まぁこれ以上聞くのは野暮だしいいや」
良かった〜、自分で錬金しましたとか言ったら絶対ヤバいことになってた。
そうして鑑定が終了した。
「ありがとうございました」
「こちらは、買い取りいたしましょうか?」
「いえ、今日は大丈夫です。」
「そうですか、ではありがとうございました。」
そうして、一日が終わったのであった。
予約投稿ミスった〜!ここから3日ほどお休みして書き溜めしたいと思います。
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