#1 転生
結構長めに書いたと思ったら普通くらいだった...
「ふぅ、今日も疲れた。」
俺の名前は双葉 遥斗。至極普通の大学生だ。
大学の講義を終え、帰り道を歩いていた時、ふと視線を上げた。
ビルの屋上に、少女が立っていた。
どうしてそんなところに――そう思った瞬間、体が勝手に動いていた。
気づけば俺は、ビルの上へと駆け上がっていた。
「き、君! そんなところに立ったら危ないじゃないか」
声をかけると、少女は驚いたように目を見開いた。
次の瞬間、いつの間にか背後に回っていた彼女に押される。
「……っ!?」
足場が消え、体が宙に投げ出される。
「うわぁぁ!」
どうしようもない。ここは十三階建てのビルの屋上だ。
助かるはずなんて、最初からなかった。
俺の人生、こんなところで終わるのか……。
もう少しだけでいいから、生きたかったな。
ドサッ。
(いったた....ここは病院?)
自分がいるのは真っ白な空間、病院でないことはわかりきっている。でも、それでも自分の人生に諦めきれなかったんだろう。
「ここは天界、死者をお招きする場所じゃ。」
(やっぱり...死んでたのか....)
話しかけてきたのは荘厳な雰囲気を纏った二十代前後の女性だった
「妾は女神、そなたの世界じゃと『イザナミ』と呼ばれる存在じゃの」
(で、その..女神様はなぜここに?)
「はぁ、実はな....その..非常に言いにくいんじゃが...転生させる人間を探すため、地上に降ろしていた妾の眷属がそなたを殺してしまっての...」
(な、なるほど...)
「これ、いつまで妾の後ろに隠れておるはよう出てくるのじゃ」
女神様の背後からひょいと出てきたのはあの時の少女だった
「す、すす、すいませんでしたぁ!」
「こやつの名はカナメ、妾の眷属の一人じゃ。してカナメよ、貴様の処分じゃがな、この人間の転生をサポートせい。仮にも貴様が殺してしもうた人間じゃからな、生きやすいようにしてやるのじゃ。よいな?カナメよ」
「は、はいぃ...」
なんか話が進んでいる
(てか転生?転生させてもらえるんですか!)
「もちろんじゃ、というか今回に関してはこちら側の不手際、転生させる義務がある。そしてカナメ!そなた本来は姿を見せてはならんのじゃ、それを独断で...はぁ、あとでキツめの躾が必要じゃな......まぁとりあえず、そなたは転生せねばならんのじゃ」
(あ、ありがとうございます!)
女神様〜、カナメさんが震えてますよー。それよりも転生!夢だったんだよな、異世界とか楽しみだな〜。
「では、カナメよ後のことは任せて良いな?」
「は、はい」
女神様は去っていってしまった
「で、でで、では、こ、こちらに」
(は、はい)
こちらにって言われても動き方が....
普通に動けるな、ただ感覚がいつもと少し違うか?歩く...というよりかは浮遊のほうが近いかな?
「では、ま、まず異世界での名前からですね。ど、どんな名前にいたしますか?」
どんな名前ね...考えろって言われても厨二病的な名前しか出てこないな。よし!決めた!
(ハルト、ハルトで!)
結局、前世と同じ名前だ
「わ、わかりました、ハルト様ですね。つ、次に容姿についてですね」
(そうですね18歳くらいで身長が175cm、目の色は黒、髪の色は白色で、色白。あと体格は普通で)
「え、えっと、こんな感じで大丈夫ですか?」
カナメはホログラムのようなものを見せてきた。ホログラムの俺はなかなかに容姿端麗であった
(はい、それでお願いします)
「では、次にスキルですね、こ、この中から3つ選んでください。」
(うーん...どれにしよう)
なかなかにリストのスキルが多くて悩んでいた。スキルには「剣術」「槍術」などのスキルから「魔法」など50種類ほどのスキルがあった。
(じゃあ「光魔術」と「錬金術」、「鑑定」で!)
「えっ?わ、わかりました」
ん?なんか少し不穏だぞ?まぁ別にいいけど。とにかく光魔術なんてかっこいいじゃん!それと錬金術は興味あるし、鑑定は異世界といえば!みたいな感じだしな
「で、では、もうすぐ転生の時間です。え、えっと殺しちゃってすみませんでした。ではお気をつけて」
眼の前が明転する
「ここが、異世界か」
俺は薄暗い森林の中にいた。
カナメの言葉はあえてつまらせているので誤字脱字報告での訂正の提案等はおやめください。また、面白いと感じていただけましたら★★★★★(星5)評価をいただけると筆者の励みになります。今後も執筆を続けていきますのでどうぞよろしくお願いします。




