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10. 三層カウントの試練

地下ドームの中心で、赤い侵蝕波が激しく揺れる。灯はゼロ能力で都市全体の残響波を読み取りつつ、三層カウントの進行状況を意識する。[E-COUNT: 1/3]、[記憶消失: 0/1]、[都市残響更新: 2/3]――数字が頭の中で点滅し、緊張感を高める。


「今回の試練は長引きそうだ」灯の声には覚悟が込められていた。ルカは捕食能力を使い、赤い波の一部を吸収しながら都市全体の残響波に同調する。侵蝕波は予測不能に動き、迷路全体を包む。心理戦の場として、地下ドームは最も厳しい舞台となった。


手先が複数現れ、心理戦は複雑さを増す。灯とルカは残響波を操作し、敵の動きを封じる。三層カウントの各要素が連動すると、都市全体の波形が微妙に変化し、敵に圧迫感を与える。


「全層カウント、最大まで試す」灯は決意を込めてゼロ反響を微調整する。ルカも捕食能力の制御を強化し、心理戦の優位を維持する。赤い侵蝕波は一瞬の静止を見せ、地下ドーム全体が息を止めたかのようになる。


都市の残響は二人の手で反響を繰り返し、敵は動揺する。心理的優位が確立され、三層カウントは最後のステージへ。[E-COUNT: 3/3]、[都市残響更新: 3/3]――数字が点滅するたび、緊張感が頂点に達する。


試練を乗り越えた瞬間、地下ドームに静寂が戻る。赤い侵蝕波は後退し、手先は撤退。灯とルカは互いに視線を交わし、次の心理戦への準備を整える。三層カウントの試練は、都市全体の残響を支配するための第一歩であり、さらなる試練への序章であった。

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