友達
評価、ブクマありがとうございます!
白坂とは落ち着いたみたいね。
うん。赤山さん、心配してくれてありがとう。
誰もいない放課後の教室
文化祭が終わってしばらく経ったころ。
じゃあさ。
赤山は黒田の席の前に座った。
私やっぱり黙ってられないの。
じゃあ、言うわね。
うん?なに?
何のことか分からないという表情を向ける。
今だから言うけど、林間学校の班、白坂に頼まれたよ。
でも白坂に無理に頼まれたんじゃないの。
最終的にそうなったっていうか…。
黒田の顔が一瞬で曇る。
そうよね。あんなふうに言われたら辛いわよね。
だからこそ伝えたい。
私から、白坂に、「黒田さんにちょっかい出してるね」って話したの。
あの白坂が一人の女子のことをあんなにかまってるのみたことなくて、黒田さんに興味がわいたのよ。
どんな子なの?
ってきいたら、
なら林間学校て同じ班になって話してみれば?
って言われたのよ。
それもいいわねって思って
OK!
ってこたえたの。
それから、終業式の日に、なつみたちが言ったことなんだけど、人がどう思うかは自由だから、あの子たちがそう思ったなら仕方ない。
でも、私はそうは思わないから、あの子たちになんでそういうのか聞いてみたんだけど答えはなかったのよ。だから、良くわからないけど。
それはそうだろう…赤山さん…
ただ、ああいうふうに返事されることを考えなかった私のことは、謝るわ。ごめんなさい。
と、頭を下げた。
え?
さっきも言ったけど、私が黒田さんに興味があったけど、話かけられないでいたら、白坂が、林間学校で同じ班になれば、と提案してくれたの。
それで、話の最後に班決めの時よろしく!って白坂に言われたのを思い出して、何も考えずに"頼まれた"なん言ってしまっただけなのよ。
もとはといえば、わたしが黒田さんと話してみたくて相談したようなものなの。
だから、誤解しないでね。
真っ直ぐ黒田の目をみてそういった。
黒田はその視線にこたえるように、赤山を見る。
ありがとう。
そう言ってもらえて嬉しい。
私もちゃんと話もせず、自分で勝手に考えて、黙っていてごめんなさい。
それに、林間学校で仲良くしてくれて、私本当に楽しかったの。
白坂にも謝らないと。
終業式の日、白坂につかみかかって八つ当たりして、ずっと反省と後悔をしてるんだ。
次からはちゃんと聞くから、教えて欲しいです。
よろしくお願いします。
と、ペコリと頭を下げている黒田をみて、
なるほどね。白坂が放っておけないわけだ。
納得していた。
いいこと思いついたー!
私の方が先に名前で呼びあったら、あいつどんな反応するかしら。
こないだなんて、先に連絡先交換したくらいで、荒れてたわね。
思い出すだけで笑えるわ
ふふふ。
よし!
黒田さん、これから私のことは、いち果って下の名前で呼んで!
黒田の顔がかあーと赤くなる。
え?なに?どうしたの?
いいの?
頬を赤らめて恥ずかしそうに言うなんて反則!
なんだ可愛いじゃん!
意外な一面をみておどろいた。
それからさ、私も黒田さんのこと名前で呼んでいい?
俯いて手で小さく丸を作って見せる。
顔真っ赤!
可愛い〜!
私、彼氏じゃないんだけど、そんな反応でいいわけ?
というか、白坂の前より女の子っぽい…
じゃあ呼ぶねって、下の名前何?
恥ずかしそうに小さな声で、
「紗名…」
OK!サナね!
ますます顔を赤くして、
よろしくね、いち果…
顔を手で覆った。
なんだー
なんだかこっちも恥ずかしくなってきたわ
頬に手を充てると顔が熱い。
友達同士で名前を呼び合うのなんか普通で気にしてなかったけど、なんだかとても特別な気がしてきた
それが、くすぐったいような嬉しいような、心が、ほわっとあたたかくなる
うふふ。なんだろう、幸せな気分だわ
紗名、これからもよろしくね!
私たちこれからいい付き合いができるような気がする!
ありがとう、いち果
よろしくお願いします
幸せそうに笑うのだった
また、黒田と白坂、赤山のお話を投稿することもあるかもしれませんが、ひとまずここで完結とさせていただきたいと思います。
またお会いできる日を楽しみに…
最後まで、「まずはここから始めよう!」をお読みいただきありがとうございました!




