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まずはここから始めよう!  作者: 雲母あお
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19/26

19 金色の窓辺で

窓の外一面金色。

紅葉した木々たちが、秋風に揺れて囁いているみたいだ。


秋風に乗って窓からやってきた、黄色く色づいた葉を目で追うと、その先に白坂が立っていた。


今まであったいろいろな出来事を思い出していた私は、今が現実なのか、まだ思い出の記憶の中なのか分からなくなっていた。

紅葉した木々が、金色に、窓の外いっぱいに広がっているからかもしれない。


「用事終わった?」

「ああ、終わったよ。」

うなずきながら近づいてくる。隣に立つと白坂も窓の外を眺め始めた。


「今ね、白坂とのことを思い出してたの。」

今思い出していたことが、ついさっきのことのように思える。不思議な感覚だ。



「しかし、なんでお前は、そんなに心をこじらせているんだろうな。」

「なんでだろう。私になれば分かるよ。」

そう答えると、


「無理だろう…。というか、だいたい俺はお前になんかなりたくない。」

本当に嫌そうな顔で言う。


「また、はっきり言うね。」

笑ってしまった。

本当に、はっきり言う。


「じゃあ、私の気持ちは一生分からないだろうなぁ。」

んーと両手を上に伸ばし、伸びをすると、金色の景色に背を向ける。


「だったら、黒田も俺の気持ち一生分からないだろう。お互い様だ。」

私の後を追うように窓に背を向け、並んで教室を後にした。




そうだね、白坂。




一人だと思っていた景色の中に、あなたはやってきたのだから…。



本編はここで終了です。

「金色の窓辺」で、黒田が回想しているという形のお話にしたかった作品です。

ここまでお読みいただきありがとうございました。


今夜から、黒田と白坂の出会いのお話などをアップしていきます。

お楽しみに!

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