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A君とB君リターンズ〜ぱらどっくす〜

「昔々、とある所にAという得物売りとBという小賢しい皮肉屋がいた――」

「…久しぶりだがA、自分で解説はしなくてもいいんだぞ?」

「そして今日、わたくしAは路頭で矛と盾を売るのである――と、言う事なので。さぁ買ってくれよB」

「おぅ、急に話に入ったな。いや、というか別にいらないし」

「あ、そ。じゃどっか行け、邪魔。…はーい皆さん寄ってらっしゃい見てらっしゃーい!本日は素晴らしい矛と盾が入荷しておりますッ!」

「買わないと判断した途端その態度。良い根性してるなお前。…お客さん寄って来たし」

『○▲×◇☆◎♂÷〆』

「!?…あ、そうか矛盾の舞台って中国だったな。A、何て言っているんだ?」

「失せろクソ野郎。人の縄張りを荒らすんじゃねェよ」

「うわぁ…良く見りゃこの人も矛と盾担いでるよ!まさか本物かッ、この人本物か!?」

「本日お送りします商品!ただの矛と盾じゃあございません!」

「いい根性だよ全く」

『〒√≠…Ω¥@■♀=○§β!?』

「なんとこの矛!この世に突き通せない物は無いという天下無双抜群の貫通力!」

「本物メチャクチャ怒ってるよA。大丈夫かよ」

「疑うと言うのなら…その力、お見せしましょう!どりゃさぁッ!」

『!?(ズバドガシャァッ!という激しい音)』

「うわーうわーうわーッ!Aが矛盾の人吹き飛ばしたぁ!うわぁ矛盾の人血めっちゃ出てる!なんかヤバそうだッ!公開禁止だこんな駄文ッ!」

『オォ〜〜〜〜〜』

「他の中国人客何感心してんだよ!救急車〜!」

「そしてこの盾!こちらはどんな得物でも突き破る事が出来ないという鉄壁を誇る一品なのであります!」

『アァ〜〜〜〜〜(ざわめく)』

「…何まともに受け止めてるんだよチャイニーズ。…つか矛盾の人放っていて良い?」

「良いよ」

「良いのかよ」

「良いんだよ」

「矛盾の人、その程度の存在?」

「うん。絡みにくい」

「……著者の都合か」

「…で、ですね!」

「スルーですか。…まぁしょうがないか」

「どーですか皆さん!一家に一セット天下無敵の矛と盾。備えあれば憂なし!安くしときますよ?」

「$→γ×*†VS▽?」

「…あ〜、A何て?」

「んじゃ君の売っている矛でその盾を突いてくれよボケコラ、だって」

「語尾は絶対言ってないな。口悪すぎだろう。ともかく、だ。ついに来たねこの展開。どうするよ?」

「どーしよっか(チラリとBの方を見る)」

「自分で蒔いた種は自分で刈り取れよ?」

「くそが」

「は!?」

「いいよもーいいよ友達と思ってたのによぉもう死んじまえよテメェ!おりゃぁぁ!(手に持っていた血まみれの矛をBに向かってズン!と突き出す)」

「めちゃくちゃだなおい!(咄嗟にそこら辺にあったAの盾をバッ!と構える)」

「ゴギン!」

「擬音を口で言うなって…あ」

「あぁッ(汗)」

『!』

「あ〜あ。矛折れちまったな。これはやばい状況なんじゃないか?」

『≧☆□♂†●♀λ△!?』

「…っ(汗)…あ。良い事思いついた。…これからは中国日本語訳で表示します」

「御親切にどうも。遅いけどな」

『ドーイウ事ダイ!?ギョウザッ!ソノ矛ハ何デモ突キ通スンジャナカッタノカイ!?マーボードーフッ!』 

「逆に読みにくいよ」

「お客さんが言ったから試したんじゃないですか」

「話続いてるし」

『ハ…?スブタ?』

「もちろん、商品に傷をつける訳にはいきませんので、今のは、お客さんが商品を買ったという前提のもと、実行いたしました。はい代金」

『ア、 アンタ何言ッテンシンハン――』

「こっちは国の許可得てココで営業してんですよ」

「嘘つくな」

「黙ってろ傍観者」

「…何も言い返せない」

「何か文句があるならお国に言うんだな。つかこれ以上商売の邪魔すんなら、ポリ公呼んじゃうよ?どーする?うん?オレはどっちでもいいんだけど」

『クソ、汚イゾ国家ノ狗メッ!ラーメンッ!』

「どうとでも言いな愚民共め。これが位の違いという奴さ。悔しいだろベロベロベ〜」

『キィィッ!チキショーコショーホイコーローッ!』

「これじゃガキの喧嘩だぞ」

「おら、早く代金よこしやがれよチャイニーズ」

『クソッ、覚エテロヨ!?チンジャオロースー!』

「今更かもしれないけどなんで中国人、中華料理の名前台詞に混ぜてるんだ?ま、どうでもいいけど」

「まいどあり〜♪」

「今回、お前はとことん嫌な奴だな」

「矛盾というストーリーに矛盾してみました」

「うまい!とか言うわけあるかッ!」

「スベッた?」

「あぁ、おもいっきりな!」

「もしかして、来ちゃう?」

「来るかもな…って、は!」

『こちらはーあからさまなパクリ組織―文面パトロール隊であるー』

「おわぁ、マジで来やがったよ…くそ何でだよ!」

「著者が同じオチ気に入ってるんだろ?」

「著者の馬鹿野郎がッ!」

『AならびにBの両者。故事矛盾罪および作者罵倒罪で逮捕するー』

「「あぁぁぁぁぁぁ――――――――――ッ!!」」






「…〈監獄脱獄編〉にいずれ続く」

「…適当だなオイ」






「おしまい」

「だから言わんで良いから!」


どうも、今回でこの子達も三回目ですね(笑)

こいつらは勝手に暴走して、作品を創り上げてくれるので、作者としては楽です(オイ)

彼等の次回作、多分あるでしょう、こうご期待!

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