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いい作品ほど感想欄が閉鎖されているというジレンマと、「誰も傷つけない漫画」の考察

作者: なちのすけ

よければ感想をいただきたいと思うので短編にて。こっちを立たせればあっちが立たなくなる、そんな都合の悪い人間関係をどうにかすることはできるのでしょうか。

最近は作品に感想を残すことの多い作者ですが、それよりも前から読んでいた作品がありました。100話を超え、安定した作品であり、いわゆる中身の濃い、中だるみしない作品でレビュー等絶賛されているものでした。作品らしさがあり、いわゆる良作というものでしょう。もちろん日間、週間ランキングには載っていません。(以前は載っていたと思いますが。)


だいたいそういう小説に限って感想欄が閉鎖されているのはなぜでしょう。私は絶賛したい!ここが好きいいいいって伝えたいんです。しかし閉鎖されているならば、もうそれを伝える術はほぼありません。


やはり感想欄で醜い文章で醜い言葉を吐きちらす人間というのはどんなにいい小説でも出てくるというものなのでしょうか。


最近、誰も傷つけない漫画と称して、真っ白な漫画、なにも書かれていない漫画であるという、いわゆるこれらのああ言えばこう言う醜い人たちに対する最高級の皮肉のこもった漫画が話題になっていました。この皮肉に大激怒のツイッターの一部の方々。私は滑稽に思えました。「こういう考えもあるよな。」という気持ちすらさらさらないようです。アホくさくないですか?おそらく言いたいのは、誰も傷つけない表現というのはなく、私のエッセイでも何回か書いているのですが、「ものはいいよう」なので否定的な意見をあげようとすれば卑怯な手で無限に取り出すことが出来てしまいます。言いたいところ、根幹の大事なところを言うための表現に注目して、「この表現!違う!」と言います。いやいや、そんなとこ気にしなくてももっと大事なとこあるでしょ。そこが間違えてなければ融通が聞く部分でしょ。と。まるで質問に対する説明の中ででてきた例え話にいちゃもんをつけるようなものです。あくまで重要なのは説明です。おそらくああ言えばこう言う相手の話を聞く気すらない人というのはただの例え話すら理解出来ない人と似ているのでしょう。真っ白な漫画であることが必要なのではありません。全てが納得するということが不可能であるということを伝えたいのです。無音の曲でもよければ、かぎかっこの中身が空白の小説でもいいのです。考えを放棄している?普段から人の気持ちを考えることを放棄してイラつきを撒き散らす害獣はどこの誰ですか。


怒りをなにも自分の中で整理せずに、自分の気に入らないものを「私!!!これ!気に入らない!!きらい!やだ!!やだあ!!!!」って叫ぶようなものですよね。ある程度大人な考え方をしていればそうはならないはずです。偉そうに難しそうなことを言って飾っているだけですよ。根幹はイラついた気持ちが出ているだけです。イラついてしわくちゃになった木の幹に、とりあえずかっこいいと思った表現、つまりあべこべな葉っぱをたくさんつけてみただけです。そのしわくちゃになった幹、融通の利かない幹が変わらなければいい意見に見えてもダサいと思いませんか?


真っ白な漫画が、誰も傷つけない漫画なんて無いということを言いたいのであれば、真っ白な漫画への批判すら存在している時点で、もうどうしろって言いたいんだよ。と、目的は達成されていますよね。この批判を含めて皮肉となっているということが事実でしょう。さあ、私達はどうすればいいでしょうか。この皮肉を見て少し笑ってしまいましょう。そして、立ち去って、自分の好きな漫画を見るだけでいいのです。簡単ですね。あんな人にはなりたくないね!


話が大きくずれました。やはり、あーだこーだいろんなことでつっかかって迷惑をかけられてしまうというのは現在では残念ながら起きてしまっては仕方がないことのようです。ああ、悪口屋さんがあわれですね。放っておきたいものです。


いい小説を書かれていらっしゃる人だからといって、これらの攻撃に耐え続けられるでしょうか。気にせずにいられるでしょうか、正気を保ち続けることができるでしょうか。すぐにぽっきりと心を折られる人がいれば、長く長く、読者のために、読んでくれて、嬉しい感想を残してくれるそこの君のために!そう頑張って頑張って、でもいつか悟って、馬鹿どものために感想欄を開けておく必要なんて無いね。と感想欄を閉じてしまう人がいます。最初から感想なんて要らない。レビューも邪魔、なろうの悪いところしかない、メリットよりもデメリットの方が大きい。そう判断されてしまいます。残念なことに、力のある、作者様ほど、それを悟るのでしょうか。


比較的何でもかんでも「すき!!」な私ではありますが、なんかめんどくさくなって読むのをやめた小説や、ざまぁに出てくる登場人物もろもろの性格に耐えられなくて読むのをやめた小説の存在する私です。その中に、多くの人に絶賛されるべき、多くの人に読まれるべきだ!と、素人なりに好きな小説というのに出会うこともあります。皆さんもきっとあるでしょう。そうして実際に読まれたのが転スラ等でしょう。いざ絶賛したい!コメント残したい!誰かにこの感動を共有したい!誰かがここを読んでどう思ったのか知りたい!の解消する場所の1つの感想欄が閉じられていては、少し残念な気持ちになりますよね。でもただの読者にはどうすることもできないのです。感想欄を閉じてしまえばいいという結論の理由となる悪意を撒き散らす誰かさんを恨むことしかできません。


いやあ、都合の悪い世界です。いっそのこと異世界転生して都合のいい世界に飛んで無双する小説が存在するのですから、人間関係の都合の悪さを解消した異世界転生の小説があってもよさそうなものですね!

お読みいただきありがとうございました。


感想を書こうとしてくださっているみなさまへ。

肯定的な意見や反対的な意見は歓迎です。誰も傷つけないという難しさに対する考えを聞かせて欲しいです。


ただ、是非丁寧な口調をお願いします。私に読ませたい!違うと思うところを作者に納得させたい!そう思ってくださるならば読みたくなる文章での感想をお願いします。

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― 新着の感想 ―
[良い点]  感想を書きたい気持ちが伝わってきました。 [一言]  たぶんですけど、感想欄を閉じる作者は、炎上した人以外は、良い悪いを別にして、感想によって作品が引っ張られることを恐れたんじゃないです…
[一言] 最近は本当にランキング上位の方は、感想欄を閉じていることが多くて、でも仕方ないよなあとも思っています。 感想欄を閉じる方がまだ少なかった頃は、感想にたいして謝ってる作者を何人か見ましたし。…
[良い点] 賛否はどんな作品にもあると思います。ただそこにどれだけの悪意を感じてしまったのかなと。消えない悪意が白紙の漫画になったのでしょうか。自分も振り返ってみようと思いました。
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